NTT、ヤマダ電機、リコーなど/本日の注目個別銘柄

2018年2月22日 16:01

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記事提供元:フィスコ


<9432> NTT 4875 +1213日ぶり反発。1500億円、3100万株を上限とする自己株式取得枠の設定を発表しており、材料視されている。取得上限株式数は発行済み株式総数(自己株式除く)の1.57%に相当。取得期間は2018年2月22日から6月30日までとなる。なお、みずほ証券では、株価は大きく調整していたこともあり、本件発表のタイミングも非常に機動的で好印象と評価している。

<4661> OLC 10725 -15前日終値を挟んでのもみ合い。岩井コスモ証券では投資評価「A」据え置き、目標株価を11500円から13000円に引き上げている。新しいアトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」が」が人気であり、18年3月期は会社計画を上回る業績が期待できるとみているようである。また、35周年を迎える来期以降は中期的な業績拡大局面を迎える可能性とみている。

<6586> マキタ 5060 ±0前日終値を挟んでのもみ合い。野村証券では投資評価「BUY」を据え置き、目標株価を5500円から6000円に引き上げている。18.3期業績が15.3期以来となる営業最高益の見込みは変わらず、また、足元の為替レートを考慮しても19.3期が10%超の営業増益率を遂げる野村証券予想も変わらないとみているようである。Li-B式製品やサービス網などへの高評価は不変と。

<5214> 日電硝 3265 -953日続落。大和証券では投資評価を「2」から「3」に格下げし、目標株価を4850円から3800円に引き下げている。ディスプレイに依存しない収益構造に変化させたことを高く評価しているほか、中期経営計画の達成も可能とみている。ただし、18/12期は更なる成長前の小休止期間とみているようだ。

<7752> リコー 1151 -47反落。マドを空けての下落となり、25日線の攻防。北米事業の低迷で数百億円の減損処理を検討と報じられており、嫌気されているようである。2008年に買収した米事務機販売大手の収益が想定を下回っており、損失額は最大1000億円規模に膨らむ可能性と伝えている。

<9831> ヤマダ電機 686 +113日ぶり反発で19日以来の昨年来高値を更新。住宅リフォームなど家電以外の好調を受けて、中期経営計画の利益目標を前倒しで達成する見通しとの観測が報じられている。2019年3月期は経常利益で1110億円を稼ぐ方針で、目標の達成時期を計画より1年早めると伝えている。

<6985> ユーシン 750 -3小動き。2月9日安値をボトムにリバウンド基調が継続するなか、足元では760円処での高値もち合いが続いている。なお、衝突防止などに使うミリ波レーダーの識別能力を従来の8-10倍に高める解析方法を開発したと報じられている。独自のアルゴリズムにより、正確に対象を認識できるようである。

<7211> 三菱自 810 -286営業日ぶり反落。足元でリバウンドをみせていたが、25日線が上値抵抗として意識されている。なお、ドイツ証券ではレーティングを「HOLD」から「BUY」に引き上げたもよう。3Q決算発表で、製品保証費用が計画を上回ったにもかかわらず、通期計画の上方修正幅がコンセンサスを上回るポジティブサプライズと。《DM》

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