関連記事
【業績でみる株価】ディーエムソリューションズはほぼ底値圏、18年3月期3Q累計営業減益だが通期は営業増益予想
ディーエムソリューションズ<6549>(JQ)は、ダイレクトメール(DM)などの発送代行サービスを主力としている。18年3月期は第3四半期累計が成長投資負担で営業減益だったが、通期は新規顧客獲得などで営業増益予想である。第4四半期の挽回に期待したい。株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げたが、ほぼ底値圏だろう。なお18年3月末から株主優待制度を導入する。
■ダイレクトメールなどの発送代行サービスが主力
17年6月JASDAQに新規上場した。ダイレクトメール(DM)や宅配便の発送代行サービス(ダイレクトメール事業)を主力として、SEOコンサルティングやインターネットメディア運営などのWebマーケティングサービス(インターネット事業)も展開している。
ダイレクトメール事業はワンストップサービスに強みを持ち、4500法人以上との取引実績がある。17年7月にはフルフィルメントサービス(保管~作業~発送の一括受託)の処理能力を増強するため、東京都日野市に新物流施設フルフィルメントセンターを開設した。
17年11月にはダイレクトメール事業で日本トータルテレマーケティングと業務提携、フルフィルメントサービスの事業拡大の一環としてソフィアプロモーションと業務提携した。
2月14日には完全成果報酬型の広告配信プラットフォーム「D-AP.net」のサービス提供開始、2月20日には新たな自社運営ウェブメディアで着物買取の口コミ比較サイト「着物買取の教科書」のオープンを発表している。
■18年3月期3Q営業減益だが通期は営業増益予想、4Q挽回期待
18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比12.4%増の102億60百万円、営業利益が6.5%増の2億80百万円、経常利益が3.5%増の2億73百万円、純利益が0.4%減の1億69百万円としている。
ダイレクトメール事業における既存顧客からの受注積み上げ、新規顧客獲得、フルフィルメント領域の受託拡大、インターネット事業における受注増加で増収・営業増益予想である。
第3四半期累計は売上高が15.0%増の77億08百万円、営業利益が24.1%減の1億68百万円、経常利益が26.2%減の1億65百万円、純利益が27.2%減の1億02百万円だった。
ダイレクトメール事業が16.5%増収と牽引し、インターネット事業も4.5%増収と堅調に推移して2桁増収だが、利益面では拠点開設や人材獲得などの成長投資負担で減益だった。
通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.1%、営業利益が60.0%、経常利益が60.4%、純利益が60.4%である。利益は下振れに注意が必要だが、第4四半期の挽回に期待したい。
■株価はほぼ底値圏
株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げたが、2月15日安値1540円から切り返している。ほぼ底値圏だろう。2月21日の終値は1700円、今期予想PERは約24倍、時価総額は約42億円である。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【2018年の注目テーマを探る】AIやIoTなどの先端技術が主役(2018/01/03)
・【新春注目銘柄】ヒビノは隠れたeスポーツ関連株は大型映像システム開拓で底値買いも一考余地(2018/01/03)
・【新春相場を占う】2018年の株式市場展望とリスク要因を探る(2018/01/02)
・【新春注目銘柄】鳥居薬品は初のスギ花粉症舌下錠の国内製造販売承認取得を見直してシーズン・ストック株人気再燃(2018/01/02)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク