【注目銘柄】WDBホールディングスは上場来高値圏、18年3月期3Q累計大幅増益で通期予想は増額の可能性

2018年2月14日 16:49

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 WDBホールディングス<2475>(東1)に注目したい。理学系研究職人材派遣の大手で、CRO事業の拡大も推進している。18年3月期第3四半期累計は大幅増益だった。進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は好業績を評価して上場来高値圏だ。なお2月9日発表の自己株式取得について、2月14日に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を実施する。

■18年3月期3Q累計は大幅増益、通期予想は増額の可能性

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比14.9%増の375億60百万円、営業利益が9.9%増の37億49百万円、経常利益が10.0%増の37億59百万円、純利益が36.1%増の28億22百万円としている。配当予想は6円増配の年間17円(第2四半期末7円、期末10円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比17.7%増の283億61百万円、営業利益が33.4%増の33億08百万円、経常利益が34.8%増の33億43百万円、純利益が91.5%増の27億36百万円だった。

 主力の人材サービス事業が13.7%増収、27.2%増益と全体を牽引した。理学系研究職派遣ならびに工学系技術職派遣が伸長した。CRO事業はWDBアイシーオーの受注が堅調で2.1倍増収、2.2倍増益だった。純利益は固定資産売却益の計上、減損損失の一巡も寄与した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.5%、営業利益が88.2%、経常利益が88.9%、純利益が97.0%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は好業績を評価して上場来高値圏

 株価は1月30日に上場来高値4065円まで上伸した。その後は地合い悪化の影響で2月6日に3080円まで急落する場面があったが、2月13日には3815円まで切り返している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【2018年の注目テーマを探る】AIやIoTなどの先端技術が主役(2018/01/03)
【新春注目銘柄】ヒビノは隠れたeスポーツ関連株は大型映像システム開拓で底値買いも一考余地(2018/01/03)
【新春相場を占う】2018年の株式市場展望とリスク要因を探る(2018/01/02)
【新春注目銘柄】鳥居薬品は初のスギ花粉症舌下錠の国内製造販売承認取得を見直してシーズン・ストック株人気再燃(2018/01/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事