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日経平均は大幅続落、米株先物軟調で打診買いも限られるか/ランチタイムコメント
*12:15JST 日経平均は大幅続落、米株先物軟調で打診買いも限られるか
日経平均は大幅に続落。1194.21円安の21487.87円(出来高概算15億1000万株)で前場の取引を終えた。21500円を下回るのは、昨年10月20日(21363.10円)以来となる。5日の米国市場ではNYダウが過去最大の下げ幅を記録した。先週の雇用統計をきっかけとした米長期金利の上昇に対する警戒感が広がり、ポジション圧縮の流れが強まったようだ。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比1245円安の21405円と大きく下落している。幅広い銘柄が売り気配となるなか、22300円を下回って始まった日経平均は、その後もじりじりと下げ幅を広げている。
セクターでは33業種全てが下げており、ガラス土石が7%を超える下げとなったほか、非鉄金属、保険、金属、石油石炭が6%超の下げとなっている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2000を超える全面安となり、上昇は14銘柄だった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、京セラ<6971>が弱く、ファーストリテの1社で日経平均を約105円下押している。
日銀のETF買い入れへの思惑から下げ渋る動きが意識されそうだが、グローベックスではNYダウ先物が500ドル程度下げており、手掛けづらいところである。日経平均は一気に26週線を割り込んできており、急ピッチの下げに対する自律反発も意識されようが、打診買いの域は脱せそうにないだろう。
この急落で一気に過熱感が後退するとはいえ、調整のスピードが速すぎるため、反対に需給悪化懸念が台頭する。システム的なトレードが中心となるなか、ポジションを圧縮する動きが連鎖することが警戒される。日経平均は200日線が位置する20953円処に迫っている。週間形状では26週線を割り込み、52週線が位置する20700円近辺が視界に入ってきている。週足のボリンジャーバンドでは-1σが20500円処に位置している。急ピッチの下げに対する自律反発が意識されるものの、米国株からの資金流出が本格化する中、スタンスとしては下落基調の中で、自律反発のタイミングを探ることになりそうだ。(村瀬智一)《AK》
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