【業績でみる株価】ツナグ・ソリューションズは下値固め完了して戻り歩調、18年9月期2桁増益予想

2018年1月30日 10:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ツナグ・ソリューションズ<6551>(東マ)は、アルバイト・パート採用代行サービスを主力としている。需要が高水準に推移して18年9月期2桁増益予想である。株価は下値固め完了して戻り歩調だ。

■アルバイト・パートの採用代行サービスが主力

 07年2月設立、17年6月東証マザーズに新規上場した。アルバイト・パート専門に採用・定着・育成を提案するコンサルティング会社である。アルバイト・パート採用代行サービスのRPO(リクルート・プロセス・アウトソーシング)事業を主力として、人材派遣、短期アルバイト専門求人サイト「ショットワークス」運営、コンビニ店舗運営・研修なども展開している。

 17年9月期のPRO事業の顧客数は283社、総店舗数は約7.5万店舗、利用応募者数は80万名超だった。過去のPRO実績で蓄積された媒体ごとの応募効果ビッグデータを強みとしている。

 17年10月にはエスプール<2471>との業務提携、17年12月にはスタープランニングの子会社化を発表している。また1月10日にはEmotion Techとの資本業務提携を発表した。

■18年9月期2桁増益予想

 18年9月期の連結業績予想は、売上高が17年9月期比7.4%増の74億89百万円、営業利益が30・2%増の3億93百万円、経常利益が24.4%増の3億48百万円、純利益が41.0%増の1億95百万円としている。需要が高水準に推移し、M&A効果も寄与して2桁増益予想である。

■株価は下値固め完了して戻り歩調

 株価(18年1月1日付で株式3分割)は、IPO直後の17年7月高値2306円から反落して上値を切り下げたが、17年12月安値1390円から切り返している。下値固め完了して戻り歩調だ。1月29日の終値は1631円、今期予想連結PERは約20倍、時価総額は約119億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。基調転換した形だ。戻りを試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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