【業績でみる株価】一正蒲鉾はモミ合い煮詰まり感、18年6月期増配予想

2018年1月18日 10:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 一正蒲鉾<2904>(東1)は水産練製品の製造販売、まいたけの生産販売を展開している。カニ風味かまぼこなど水産練製品は国内2位である。18年6月期減益予想だが、やや保守的だろう。配当は増配予想である。株価はモミ合い煮詰まり感を強めている。

■水産練製品・惣菜事業を主力として、きのこ事業も展開

 水産練製品の製造販売、まいたけの生産販売を展開している。水産練製品は国内2位で、カニ風味かまぼこなどを主力製品としている。

 17年6月期のセグメント別売上高構成比は水産練製品・惣菜事業87%、きのこ事業12%、その他(運送事業、倉庫事業)1%、営業利益構成比は水産練製品・惣菜事業80%、きのこ事業9%、その他(運送事業、倉庫事業)11%だった。収益面では、原料のすり身価格、為替、およびまいたけの市況などの影響を受けやすい特性がある。

 中期経営計画では目標値に21年6月期売上高430億円、営業利益17億円、ROE8.0%を掲げ、基本方針は収益力強化に向けた事業構造の展開、コア事業の収益拡大と競争優位の実現、リスク・リターンに根ざした戦略的な投資実行、人事・人財育成体制の強化とダイバーシティの推進、海外戦略の進展、コーポレート・ガバナンスの浸透としている。

■18年6月期増収減益予想だが保守的、配当は増配予想

 18年6月期の連結業績予想は売上高が17年6月期比3.5%増の360億円、営業利益が17.4%減の11億円、経常利益が27.9%減の11億円、純利益が40.9%減の5億円としている。配当予想は1円増配の年間7円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比1.2%増の75億34百万円、営業利益が1億57百万円の赤字(前年同期は1億31百万円の赤字)、経常利益が94百万円の赤字(同1億41百万円の赤字)、純利益が1億23百万円の赤字(同1億73百万円の赤字)だった。

 水産練製品・惣菜事業は売上高が1.8%増の66億19百万円で営業利益が56百万円の赤字(同56百万円の赤字)だった。エネルギーコストの増加などを吸収した。きのこ事業は売上高が3.4%減の7億86百万円で営業利益が1億38百万円の赤字(同1億14百万円の赤字)だった。

 通期ベースでは、水産練製品・惣菜事業において戦略商品や基幹商品の継続的な構成比拡大、製販連携した収益性評価による商品改廃、きのこ事業において収量および品質向上による収益改善、中国子会社の営業体制強化を推進する。原材料・エネルギーコストの上昇などで減益予想としているが、やや保守的だろう。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は11月の戻り高値1371円円から反落し、1300円近辺の小幅レンジでモミ合う形だが、煮詰まり感を強めている。1月17日の終値は1300円、今期予想連結PERは約48倍、時価総額は約242億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線が下値を支えて三角保ち合いの形だ。煮詰まり感を強めて上放れが期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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