【注目銘柄】ハーモニック・ドライブ・システムズは自律調整一巡して上値試す、需要高水準で18年3月期大幅営業増益・増配予想

2018年1月4日 15:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>(JQ)に注目したい。精密制御減速装置を主力として、メカトロニクス製品も展開している。産業用ロボットや半導体製造装置・FPD製造装置向けの需要が高水準に推移して、18年3月期大幅営業増益予想、そして増配予想である。株価は自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期大幅営業増益・増配予想

 18年3月期の連結業績予想(11月9日に増額修正)は、売上高が17年3月期比76.3%増の530億円で、営業利益が66.4%増の130億円、経常利益が60.8%増の128億円、純利益が60.5%減の78億円としている。配当予想(11月9日に増額修正)は6円増配の年間26円(第2四半期末12円、期末14円)としている。

 純利益は前期計上した特別利益(ドイツのハーモニック・ドライブ・アーゲーを子会社化したことに伴う評価差益)が一巡するため減益予想だが、産業用ロボットや半導体製造装置・FPD製造装置向けの需要が高水準に推移して、大幅営業・経常増益予想、そして増配予想である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比71.9%増の250億14百万円、営業利益が59.4%増の63億41百万円、経常利益が49.4%増の62億19百万円、純利益が34.6%増の37億04百万円だった。減速装置、メカトロニクス製品とも受注が大幅伸長した。用途別には産業用ロボット向けが大幅増加し、半導体製造装置・FPD製造装置向け、金属工作機械向け、モーターメーカー向けギアヘッドも増加した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.2%、営業利益が48.8%、経常利益が48.6%、純利益が47.5%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価は11月27日の上場来高値7940円から利益確定売りで一旦反落したが、6500円近辺で推移して自律調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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