【業績でみる株価】ディーエムソリューションズは底打ち感、18年3月期増収・営業増益予想

2017年12月15日 16:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ディーエムソリューションズ<6549>(JQ)は、ダイレクトメール(DM)などの発送代行サービスを主力としている。18年3月期は新規顧客獲得などで増収・営業増益予想である。株価はIPO時の高値からほぼ半値水準で底打ち感を強めている。

■ダイレクトメールなどの発送代行サービスが主力

 17年6月JASDAQに新規上場した。ダイレクトメール(DM)や宅配便の発送代行サービス(ダイレクトメール事業)を主力として、SEOコンサルティングやインターネットメディア運営などのWebマーケティングサービス(インターネット事業)も展開している。

 ダイレクトメール事業はワンストップサービスに強みを持ち、4500法人以上との取引実績がある。17年7月にはフルフィルメントサービス(保管~作業~発送の一括受託)の処理能力を増強するため、東京都日野市に新物流施設フルフィルメントセンターを開設した。

 11月にはダイレクトメール事業で日本トータルテレマーケティングと業務提携、フルフィルメントサービスの事業拡大の一環としてソフィアプロモーションと業務提携した。

■18年3月期増収・営業増益予想

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比12.4%増の102億60百万円、営業利益が6.5%増の2億80百万円、経常利益が3.5%増の2億73百万円、純利益が0.4%減の1億69百万円としている。ダイレクトメール事業における既存顧客からの受注積み上げ、新規顧客獲得、フルフィルメント領域の受託拡大、インターネット事業における受注増加で増収・営業増益予想である。

 第2四半期累計は売上高が50億52百万円、営業利益が1億42百万円、経常利益が1億39百万円、純利益が86百万円だった。計画を上回り、売上高は前年同期比17.8%増収、営業利益は20.2%増益だった。

 そして通期予想に対する進捗率は売上高が49.2%、営業利益が50.7%、経常利益が50.9%、純利益が50.9%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。なお18年3月末から株主優待制度を導入する。

■株価はIPO時の高値から半値水準で底打ち感

 株価はIPO人気が一巡して水準を切り下げたが、11月16日の安値2028円から切り返して12月12日には2759円まで上伸する場面があった。IPO時の6月高値4250円からほぼ半値水準で底打ち感を強めている。12月14日の終値は2320円、今期予想PERは約33倍、時価総額は約57億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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