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5日の米国市場ダイジェスト:ダウ109ドル安、軟調な経済指標や原油安を嫌気
*09:58JST 5日の米国市場ダイジェスト:ダウ109ドル安、軟調な経済指標や原油安を嫌気
■NY株式:ダウ109ドル安、軟調な経済指標や原油安を嫌気
5日の米国株式相場は下落。ダウ平均は109.41ドル安の24180.64、ナスダックは13.15ポイント安の6762.21で取引を終了した。昨日下落したハイテク株に買い戻しが入るなど、買いが先行。しかし、10月貿易赤字が拡大、11月ISM非製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油安や長期金利の下落も嫌気され、上値の重い展開となった。上院と下院の税制改革案の差異が大きく、年内の統一法案成立への懐疑的な見方から、引けにかけて下落する展開となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスや消費者・サービスが上昇する一方でメディアや電気通信サービスが下落した。
住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は決算内容が嫌気され、下落。パルトグループ(PHM)やDRホートン(DHI)など住宅建設関連銘柄に売りが広がった。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)はメディアの21世紀フォックス(FOX)の映画スタジオなどの資産買収を巡る協議が合意間近であることが報じられ、軟調推移。一方で、DKNYブランドなどを保有するアパレルのG-IIIアパレルグループ(GIII)は決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。カード決済ネットワークのマスターカード(MA)は40億ドル相当の自社株買い計画に加えて増配を発表し、買われた。
ネット小売のアマゾン(AMZN)がオーストラリアに参入した。同国は広大な国土に比べて人口が少ない為、配送コストの上昇が今後の課題となりそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米経済指標悪化でドルは伸び悩む
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円87銭まで上昇後、112円53銭まで反落し、112円60銭で引けた。米国の税制改革法案が年内に成立するとの期待にドル買い・円売りが強まった。その後、米国の10月貿易赤字が予想以上に拡大したほか、11月ISM非製造業景況指数も予想以上に低下したことに失望し、ドルは伸び悩んだ。ユーロ・ドルは、1.1846ドルから1.1801ドルまで下落し、1.1825ドルで引けた。ユーロ圏の10月小売売上高が予想を下回ったことが嫌気されたようだ。ユーロ・円は、133円50銭から133円01銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3409 ドルから1.3460ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9851フランから0.9888フランへ上昇した。
■NY原油:反発で57.62ドル、在庫減少の思惑などで下げ渋る
NY原油先物1月限は反発(NYMEX原油1月限終値:57.62 ↑0.15)。ニューヨーク商業
取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比+0.15ドルの57.62ドルで取引を終えた。一
時57.65ドルまで買われた。米国内におけるシェールオイルの生産増加に対する警戒
感は消えていないが、「石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は市場が均衡す
るまで減産路線を変更しない」とのサウジ石油相の発言が引き続き材料視された。
週次の在庫統計で原油在庫の減少が予想されていることも原油先物相場を下支えした。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.93ドル -0.13ドル(-0.45%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.01ドル -0.67ドル(-1.27%)
ゴールドマン・サックス(GS)248.33ドル -2.32ドル(-0.93%)
インテル(INTC) 43.44ドル -1.05ドル(-2.36%)
アップル(AAPL) 169.64ドル -0.16ドル(-0.9%)
アルファベット(GOOG) 1,005.15ドル +6.47ドル(+0.65%)
フェイスブック(FB) 172.83ドル +1.36ドル(+0.79%)
キャタピラー(CAT) 140.14ドル -1.36ドル(-0.96%)
アルコア(AA) 41.18ドル -0.61ドル(-1.46%)
ウォルマート(WMT) 97.83ドル +0.82ドル(+0.85%)
スプリント(S) 5.74ドル -0.21ドル(-3.53%)《HT》
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