不動産株が後場一段高、総じて業績が好調なのに下値圏のため見直し買い

2017年12月5日 13:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■大阪・心斎橋で150億円の高額売買と伝えられ連想が波及したとの見方も

 三井不動産<8801>(東1)は5日の後場寄り後に一段と強含んで2545.0円(31.5円高)まで上げ、住友不動産<8830>(東1)も13時過ぎに一段高の3723.0円(36.0円高)となって出直り幅を広げている。大阪・心斎橋の不動産で150億円という高額な売買が行われ、不動産の利回り追求が東京以外にも広がっていると同日朝の日経速報ニュースが伝え、連想買いが波及したとの見方が出ている。

 三菱地所<8802>(東1)も後場一段と強含み、2014.0円(19.0円高)をつけて出直っている。三菱地所は先の第2四半期決算発表で3月通期の業績・配当見通しを増額修正した。不動産各社は総じて業績が好調であるにもかかわらず、株価は下値圏にあるため、先の四半期決算で業績の好調だった銘柄を見直す動きに乗りやすいとの見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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