日経平均は3ケタの下落でスタート、東エレクなどハイテク株中心にさえない

2017年12月5日 09:46

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22595.33;-111.83TOPIX;1780.46;-6.41

[寄り付き概況]

 5日の日経平均は3ケタの下落でスタートした。前日の米国市場では、年内の税制改革実現に楽観的な見方が広がったほか、10月製造業受注指数も予想より小幅な減少に留まったことを受け、ダウは最高値を更新した。しかし、税制改革の恩恵を受けにくいとの見方からハイテク株に売りが広がり、ナスダック総合指数は下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円安の22480円になり、為替相場は1ドル112円50銭台で推移している。本日の東京市場はこちらにサヤ寄せする格好から売り先行でスタートした。米国市場の流れを受けて、ハイテク株中心にさえない一方で、11月既存店売上高が想定以上に順調な推移をみせていることが確認されたファーストリテ<9983>が指数の下支え役となっている。

 セクターでは、精密機器、その他製品、電気機器、医薬品、鉱業が下落。売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、ソニー<6758>、安川電機<6506>、アサヒHD<5857>、オリンパス<7733>、ファナック<6954>、村田製<6981>が下落。一方で、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>、コマツ<6301>、新日鐵住金<5401>、NTT<9432>は上昇。《SK》

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