【注目銘柄】JKホールディングスは上場来高値更新の展開、18年3月期予想は増額の可能性

2017年12月3日 17:29

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 JKホールディングス<9896>(東1)に注目したい。住宅建材の大手専門商社であるジャパン建材を中核会社として、住宅関連企業をグループ傘下に展開する純粋持株会社である。18年3月期増収増益予想である。第2四半期が計画超の大幅増益であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は06年高値を突破して上場来高値更新の展開となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期2Q累計が計画超の大幅増益で通期予想は増額の可能性

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比3.0%増の3500億円、営業利益が8.8%増の50億円、経常利益が5.3%増の46億円、純利益が0.4%増の28億円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.1%増の1692億72百万円、営業利益が42.2%増の26億47百万円、経常利益が50.2%増の26億44百万円、純利益が29.8%増の14億97百万円だった。計画超の大幅増益だった。

 主力の総合建材卸売事業の好調が牽引した。輸入合板市況の回復で粗利益の確保が図れたことに加え、その他の建材、住宅機器等の住設建材群の売上も市場の伸びを上回った。全社の売上総利益率は0.4ポイント上昇した。セグメント別営業利益は、総合建材事業が55.3%増益、合板製造・木材加工事業が87.1%増益、総合建材小売事業が仕入価格上昇で44.5%減益だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.4%、営業利益が52.9%、経常利益が57.5%、純利益が53.5%である。下期の構成比が高い収益特性も考慮すれば通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す

 株価は上場来高値更新の展開となった。06年高値997円を突破し、11月24日には1029円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】セガサミーHDは続落も今期1Q高進捗率業績見直しに新作ゲーム発売の先取りがオンして押し目買い余地(2017/09/05)
【株式評論家の視点】リコーリースは大規模修繕・改善等の「団地再生ローン」開始が注目(2017/09/05)
【注目銘柄】ナトコは好業績評価して上値試す、17年10月期3Q累計大幅増益で通期増額の可能性(2017/09/13)
【編集長の視点】アグロ カネショウは反落も連続最高純益を手掛かりに割安修正買いが再燃して上値追い有力(2017/09/05)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事