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OLC、日清紡HD、アークなど/本日の注目個別銘柄
<4661> OLC 9991 +345大幅続伸。15年3月の高値を更新して一時1万円の大台乗せ。3000億円超を投じて2023年をメドに新たな施設を開業、総面積を約3割広げると報じられている。今後への期待感が先行する形へ。また、ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」、目標株価も11500円に引き上げ。実質的な寡占化が進むテーマパークは値上げの実施確度が高く、今後22.3期に向けて毎年値上げをすることを織り込むと。
<5401> 新日鉄住金 2721.0 +104.5大幅続伸。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3380円から3610円に引き上げている。下期以降は生産回復や輸出市況改善の業績寄与に加えてベース値上げの進展で収益改善が加速するとみている。ファンダメンタルズの大幅な改善は業績へ反映されておらず、市場はグローバルな鋼材需給改善という構造変化を過小評価していると指摘。経常利益は今期3365億円、来期4011億円に上方修正。
<3454> Fブラザーズ 1005 -106大幅反落で下落率トップ。前日に17年11月期の業績予想を修正、売上高は上方修正したものの、営業利益は従来の41.1億円から33.1億円に引き下げ。期中に売却した不動産投資案件のなかに、来期以降売却予定だった利益率が低い不動産投資案件があった一方、期中に売却を予定していた利益率が高い案件の売却時期が来期にずれ込む見通しとなったようだ。高い収益成長が続いていただけに、減益転落が嫌気された。
<3099> 三越伊勢丹 1299 +85大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「売り」から「中立」、目標株価も950円から1100円に引き上げている。ショートカバーの動きなどにつながったとみられる。直近の株価調整によって、リストラ案を反映させると下値余地は限定的になるとの判断のようだ。今後3年間で計画通りの員削減を業績予想に反映、今期以降の営業利益を従来より順に、7%、8%、23%上方修正しているようだ。
<3105> 日清紡HD 1572 +185大幅続伸。前日発表した自己株式の取得実施発表を好感、今後の需給改善期待へとつながっている。発行済み株式総数の8.59%に当たる1500万株、200億円を取得上限としており、取得期間は12月5日から来年3月22日まで。株主還元および資本効率の向上と成長戦略実現に向けた機動的な資本政策を遂行することを目的としているようだ。白金を使わない燃料電池用触媒を実用化と報じられ急騰した際の9月高値を更新。
<7448> ジンズメイト 1017 +150ストップ高。8月25日の高値927円を上回って年初来高値を更新、1000円の大台乗せを果たしている。来週放送のテレビ経済番組で同社が取り上げられることが期待材料となっているもよう。「結果を出す“達人”」としてライザップグループが取り上げられ、ライザップによって改革が推し進められている同社が紹介されるようだ。客数増加につながるような展開を期待する動きが優勢となっている。
<8379> 広島銀 883 +26続伸。米国金融株高の流れが波及して、本日も銀行株は強い動きとなっているが、同社に関しては、SMBC日興証券の投資判断「2」から「1」格上げも押し上げ材料になっている。本日の引けでMSCI除外となるが、当面の悪材料出尽くし感につながるとみているもよう。過去MSCI指数から除外された地銀株は、除外日通過後に株価がアウトパフォームに転じる傾向にあり、株主還元強化に動く地銀も多いと指摘している。
<8303> 新生銀 1793 +75大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFGは投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」、目標株価を2000円としている。上期決算以降、株価はベンチマークをアンダーパフォームしているが、自己株取得実施や利息返還費用引当金の取崩益を継続的に計上する可能性をほとんど織り込んでいないと指摘。短期業績も、銀行カードローンの残高拡大、無担保消費者ローン拡大による資本利益改善で安定推移を見込むと。
<6506> 安川電 4950 -30010日ぶり大幅反落。IT投資関連株安の流れが波及する形に。メリルリンチ日本証券では投資判断「アンダーパフォーム」でカバレッジを開始、目標株価は3900円としているもよう。19.2期から20.2期にかけては、数量成長に対して営業利益率の上昇は限定的であり、業績は市場期待を下回る可能性があるとみているようだ。バリュエーションは高く、業績が期待値を下回った場合のダウンサイドリスクは大きいとの見方。
<6752> パナソニック 1668 -22売り優勢。クレディ・スイス証券は、目標株価を1900円から2200円に引き上げている(OUTPERFORM継続)。テスラモデル3の生産遅れの発覚から、株価は伸び悩んでいるものの、全社収益力は向上。車載電池も19.3期以降の成長の見方は変わらず、今後の利益成長継続を背景に、トップピック推奨継続と。なお、テスラモデル3の遅れは、ICT向け電池の利益改善や、他事業の利益改善で十分カバー可能と指摘。
<7873> アーク 124 +14急伸。三井化学<4183>の子会社であるエムシーインベストメント01がTOBを実施、同社は賛同意見を表明すると。TOBの買付価格は普通株式が100円、買付予定数は3億132万6296株で子会社化を目的とする。オリックス子会社の保有株を取得することが主目的であり、同社は上場を維持する見込み。三井化学子会社との連携による業績拡大期待が先行、TOB価格を大きく上回る水準にまで買い上げられる展開に。《DM》
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