【注目銘柄】ニチアスは目先的な売り一巡して上値試す、18年3月期2Q累計が計画超で通期予想も上振れの可能性

2017年11月30日 13:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ニチアス<5393>(東1)に注目したい。耐熱技術をベースにプラント向け工事、工業製品、高機能部品、自動車部品などに展開している。18年3月期第2四半期累計は計画超の増収増益だった。通期は横ばい予想だが、上振れの可能性が高いだろう。株価は高値圏から急反落の形となったが、目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。なお18年10月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更し、2株を1株に併合する。

■18年3月期2Q累計が計画超で通期予想も上振れの可能性

 18年3月期連結業績予想は売上高が17年3月期比5.3%増の1900億円、営業利益が0.5%増の197億円、経常利益が0.7%増の199億円、純利益が0.7%増の135億円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比8.7%増収、営業利益が7.8%増益、経常利益が18.2%増益、純利益が19.4%増益だった。半導体・液晶製造装置向けの高機能部品や、16年12月子会社化したAPJも寄与した自動車部品が牽引して、計画超の増収増益だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.5%、営業利益が48.6%、経常利益が49.6%、純利益が50.0%である。期初時点で下期偏重の計画だったことや、第2四半期累計が計画超だったことを考慮すれば、通期予想も上振れの可能性が高いだろう。

■株価は目先的な売り一巡して上値試す

 株価は11月6日高値1560円から急反落の形となったが、9日と10日の直近安値1333円から切り返している。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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