【注目銘柄】佐藤商事は06年来高値圏、18年3月期業績・配当予想を増額修正、さらに再増額余地

2017年11月28日 13:01

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 佐藤商事<8065>(東1)に注目したい。商用車・建機・産機向けを主力とする鉄鋼・非鉄金属商社で、電子材料分野も展開している。18年3月期第2四半期累計が計画超の大幅増収増益となり、通期の業績・配当予想を増額修正した。さらに再増額余地がありそうだ。株価は06年来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期業績・配当予想を増額修正、さらに再増額余地

 11月7日に18年3月期業績・配当予想を増額修正した。連結業績予想は、売上高を100億円増額して17年3月期比11.1%増の2000億円、営業利益を1億円増額して5.6%増の38億円、経常利益を2億50百万円増額して8.2%増の42億円、純利益を2億円増額して8.0%増の28億円とした。

 主力の商用車業界の国内販売が堅調に推移し、建機・産機業界向けも持ち直している。配当予想は第2四半期末2円、期末4円、合計6円増額して年間36円(第2四半期末16円、期末20円)とした。17年3月期との比較でも6円増配となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比15.8%増収、営業利益が33.1%増益、経常利益が40.2%増益、純利益が45.2%増益だった。計画超の大幅増収増益だった。そして修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が50.0%、営業利益が54.4%、経常利益が53.6%、純利益が53.9%と高水準である。通期予想は再増額余地がありそうだ。

■株価は06年来高値圏、好業績評価して上値試す

 株価は11月7日に1298円まで上伸した。06年来の高値圏である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】アスカネットはエンディング関連株人気に今期1Q決算発表先取りがオンして反発(2017/09/07)
材料は後からついて来る=犬丸正寛の相場格言(2017/09/16)
【株式評論家の視点】やまびこはヤマハ発との農業用ドローン開発に期待、第1四半期売上高は過去最高(2017/09/06)
【編集長の視点】セガサミーHDは続落も今期1Q高進捗率業績見直しに新作ゲーム発売の先取りがオンして押し目買い余地(2017/09/05)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事