今週のマーケット展望「もうしばらく調整局面だが、こなれてきた」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

2017年11月27日 13:31

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記事提供元:フィスコ


*13:31JST 今週のマーケット展望「もうしばらく調整局面だが、こなれてきた」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)
こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。アメリカでは感謝祭を過ぎ年末商戦の幕開けとなったようですね。関連銘柄には注目しておきたいところです。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、11月27日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木さんは先週の日経平均について、『前の週に比べて150円余り上昇した。ボラティリティ・インデックスの低下に見られるように相場もだいぶ落ち着いてきたようだ。先々週は前日比で300円を超える変動が3日あったが、先週は100円台の変動が3日。勤労感謝の祝日を挟んで金曜日は27円高と小幅な上げにとどまった。ローソク足を見ると週前半3日はすべて陰線だったが、週を通じてヒゲは上に出ている。 相場が上に行きたい証拠であろう。週末金曜日は円高を受けて安く始まったものの切り返してプラスで終った。先高観の表れと思われる』と伝えています。

続けて、今週は月末月初にあたることから経済指標の発表が目白押しであるとして、財新版製造業PMIや中国債利回りなど、国外では中国を中心に分析しています。一方国内については、『日本では日銀総裁人事に関する思惑も浮上しそうだ。先週金曜日、日経平均がプラス圏に切り返したのは安倍首相が午後に、浜田内閣官房参与や本田駐スイス大使と会談したと伝わったことがきっかけだった。こうしたなか、今週の日経平均は2万2000円台半ばを固める動きとなろう。ここでの値固めは9日の取引時間中につけた高値2万3382円を再度試しにいくためのものである。早いもので今週末から師走相場入りだ。掉尾の一振という言葉も聞かれ始めるころである』との見解を述べています。

最後に、今週の日経平均の予想レンジについて、『25日線が伸びてくる2万2300円を下値目途としてよいだろう。上値は9日高値から16日安値(2万1972円)までの下げ幅に対する半値戻しの水準(2万2677円)をまずクリアすることが肝要だ。先週はここでぴたりと頭を抑えられたが今週は抜けるだろう。そうなればフィボナッチの61.8%戻しにあたる2万2843円が次のターゲットだろう』とまとめています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由《DM》

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