【注目銘柄】イオンファンタジーは06年高値に接近、18年2月期大幅増益予想で再増額余地

2017年11月16日 16:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 イオンファンタジー<4343>(東1)に注目したい。イオン系で大型SC内に遊戯施設を展開し、アミューズメント施設運営業界の首位である。海外も中国・アセアン地域に積極展開している。18年2月期は既存店の好調などで大幅増益予想である。そして再増額余地がありそうだ。株価は06年の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期大幅増益予想、既存店好調で再増額余地

 18年2月期連結業績予想(9月28日に増額修正)は、売上高が17年2月期比7.6%増の700億円、営業利益が32.6%増の50億円、経常利益が30.1%増の45億50百万円、純利益が26.6%増の21億50百万円としている。既存店売上は国内105%、海外105%で、新規出店は合計90店舗(国内8店舗、海外82店舗)の想定としている。

 第2四半期累計(3~8月)は、売上高が前年同期比10.3%増収、営業利益が50.3%増益、経常利益が47.4%増益、純利益が36.8%増益だった。既存店の好調、積極的な新規出店などで売上高、営業利益、経常利益が過去最高だった。新会員制度「モーリーフレンズ」をスタートし、新業態「にこはぴきっず」を7月オープンした。新規出店は国内5店舗、海外28店舗の合計33店舗で、期末店舗数は国内470店舗、海外350店舗の合計820店舗となった。

 月次営業概況(国内事業)によると、国内既存店は17年10月度が遊戯機械売上114.0%、商品売上82.1%、遊技施設売上107.7%、合計107.6%だった。曜日調整後では合計111.9%となり、16年3月から20カ月連続の前年比プラスと好調に推移している。なお17年3月度~10月度累計では遊戯機械売上110.9%、商品売上96.1%、遊技施設売上108.2%、合計108.3%だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.1%、営業利益が50.9%、経常利益が50.6%、純利益が51.2%である。既存店の好調、海外を中心とする積極的な新規出店、海外事業の収益改善などで、通期会社予想に再増額余地がありそうだ。

■株価は06年高値に接近、好業績評価して上値試す

 株価は11月2日に4650円まで上伸した。そして06年の上場来高値5258円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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