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【注目銘柄】バリューコマースは目先的な売り一巡して上値試す、17年12月期3Q累計大幅増益で通期予想は再増額の可能性
バリューコマース<2491>(東1)に注目したい。アフィリエイト広告の大手である。需要が高水準で17年12月期第3四半期累計は大幅増益だった。売上総利益率が改善基調であり、通期予想に再増額の可能性がありそうだ。株価は決算発表を機に利益確定売りが優勢になったが、目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■17年12月期3Q累計は大幅増益、通期予想は再増額の可能性
10月27日発表した17年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.2%減の122億25百万円、営業利益が2.1倍の14億75百万円、経常利益が97.9%増の14億91百万円、純利益が2.4倍の5億78百万円だった。
広告事業のアフィリエイトマーケティングサービスにおいて、金融分野の利益率の低い大型案件が減少したため全体として減収だったが、売上総利益率が改善して大幅増益だった。CRM事業において、Yohoo!ショッピングに出店するストア向けツール「ストアーズ・アールエイト」が好調だったことも寄与した。第3四半期(7~9月)の営業利益と経常利益は過去最高だった。なお事業戦略見直しにより、特別損失にアドネットワークおよびCRM関連の減損損失5億47百万円を計上した。
通期連結業績予想(9月28日に増額修正)は売上高が16年12月期比5.7%減の165億円、営業利益が2.1倍の19億円、経常利益が91.7%増の19億20百万円、純利益が2.5倍の8億60百万円としている。配当予想(9月28日に増額修正)は5円増配の年間9円(第2四半期末3円、期末6円)としている。
通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.1%、営業利益が77.7%、経常利益が77.7%、純利益が67.3%と順調である。事業戦略見直しに伴って売上総利益率が改善基調であり、通期予想に再増額の可能性がありそうだ。
■株価は目先的な売り一巡して上値試す
株価は第3四半期累計決算発表を機に利益確定売りが優勢になり、年初来高値圏の900円近辺から反落して10月31日には774円まで調整する場面があった。ただし週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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