【注目銘柄】ティーケーピーは目先的な売り一巡して上値試す、18年2月期2Q累計の進捗率高水準で通期予想は増額の可能性

2017年11月1日 15:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ティーケーピー<3479>(東マ)に注目したい。全国の大都市圏を中心に貸会議室や宿泊・研修施設を運営する空間再生流通事業を展開している。18年2月期大幅増収増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は決算発表を機に利益確定売りが優勢になったが、目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期大幅増益予想、2Q累計の進捗率高水準で通期増額の可能性

 18年2月期の連結業績予想は、売上高が17年2月期比22.1%増の268億39百万円、営業利益が21.4%増の32億71百万円、経常利益が18.4%増の30億21百万円、純利益が26.1%増の17億05百万円としている。新規出店の加速、パーティや懇親会等の高単価案件の増加、稼働率の上昇などで大幅増収増益予想としている。

 第2四半期累計(3~8月)の連結業績は、売上高が139億83百万円、営業利益が22億98百万円、経常利益が21億16百万円、純利益が15億54百万円だった。各利益は計画を上回り過去最高を更新した。企業の新卒採用活動や社員教育研修などで貸会議室や宿泊研修施設に対する需要が増加した。従来よりも高価格帯の会議室の利用も増加している。なお期末の貸会議室は1813室となった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が52.1%、営業利益が70.3%、経常利益が70.0%、純利益が91.1%と高水準である。需要が高水準であり、17年9月子会社化したイベントプロデュース事業のメジャースとのアップセル効果も寄与する。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は目先的な売り一巡して上値試す

 株価(17年9月1日付で株式7分割)は、第2四半期累計決算発表を機に利益確定売りが優勢になり、高値圏2500円近辺から反落したが、10月24日の直近安値2056円から切り返している。10月31日には2326円まで戻した。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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