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【注目銘柄】リョーサンは自律調整一巡して上値試す、18年3月期2Q累計を増額修正、通期も増額の可能性
リョーサン<8140>(東1)に注目したい。独立系の大手半導体商社である。18年3月期第2四半期累計予想を増額修正して大幅増収増益予想である。需要が高水準であり、通期予想も増額の可能性が高いだろう。株価は高値圏で堅調だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期2Q累計を増額して大幅増収増益、通期予想も増額の可能性
10月16日に18年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想を増額修正した。売上高は116億円増額して前年同期比21.3%増の1236億円、営業利益は7億円増額して70.5%増の32億円、経常利益は6億円増額して32.2%増の31億円、純利益は4億円増額して29.2%増の22億円とした。コンシューマ向けやFA機器向けビジネスの売上高が好調に推移している。
通期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比5.5%増の2300億円、営業利益が20.2%増の56億円、経常利益が15.9%増の56億円、そして純利益が18.8%増の40億円としている。
通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は、売上高が53.7%、営業利益が57.1%、経常利益が55.4%、純利益が55.0%と高水準である。需要が高水準であり、通期予想も増額の可能性が高いだろう。
■株価は高値更新の展開、好業績を評価して上値試す
なお5月12日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限450万株、取得価額総額の上限200億円、取得期間17年5月15日~18年5月14日)については、9月30日時点の累計で取得株式総数332万4400株となっている。
株価は9月14日高値4750円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押すことなく4400円~4600円近辺で堅調に推移している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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