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ブラッククローバー 第1話「アスタとユノ」【感想コラム】
ブラッククローバー 第1話「アスタとユノ」【感想コラム】© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
ついに始まりましたァァァッ!TVアニメ『 ブラッククローバー 』ァァァッ!
このアニメの原作は、週刊少年ジャンプにて連載中・田畠裕基先生の描く王道系ファンタジー漫画です。
原作はジャンプで追いかけているのですが、第1話を読んだときから、「これはくるぞ」と目をつけていました。
そして、ついにアニメの放送が開始に……。感激です。しかも、夕方枠ですよ! これは凄い。さすがはアスタさんです。
というわけで、これから毎週アニメをレビューしていこうと思います。お付き合いいただけたら嬉しいです。
Contents
1 とにかく諦めない主人公2 魔導書(グリモワール)の授与式3 天才ユノと落ちこぼれアスタ4 さっそく襲われるユノ5 身体を鍛えても、魔法には敵わない?6 ユノはアスタを認めていた
■とにかく諦めない主人公
冒頭は物語の主役である、アスタとユノが協会に拾われるところから始まります。赤ん坊の頃から、2人は一緒です。
そして15年後。村では魔法で桑を動かし、畑仕事をする男たちの姿が……。
魔法が日常生活に溶け込んでいる――というのがよくわかる描写ですね!
明るく元気な少年に育ったアスタは、協会のシスターに告白しては玉砕し、尚もしつこく告白し――
シスター「水創成魔法“愛の聖拳突き”」←実は“正拳”ではないのがポイントです。
あまりにしつこいので、魔法で叩かれてしまいます。
それでもめげないアスタ。諦め知らずで、とにかく元気なこの少年が物語の主人公です。
それを見て、冷静にツッコむクールな少年が、ユノ。
ユノは魔法の才能があり、みんなから天才扱いをされています。一方、アスタは魔力がからっきし。15歳にもなって魔法がなにも使えないのは、アスタだけ。そう。子供たちから呆れられるほど。
性格から魔力まで、なにもかも対極な2人です。
それでもアスタは諦めず、ひたすら筋トレ。まずは肉体を鍛えるのです。(ここはかなり重要なシーンです)
■魔導書(グリモワール)の授与式
そんな2人は、魔導書(グリモワール)の授与式に参加します。
これは15歳になった者が持つことのできる、魔法の書です。魔力が増幅されるだけでなく、持ち主の成長に合わせて、ページに新たな魔法が刻まれることもある“魔法がすべての世界では必需品”となっているアイテムです。
一人一人、本のサイズやページ数が異なり、それぞれの手に相応しいグリモアワールが飛んできます。
しかし、アスタだけはなんの本も手にすることが出来ず……。
あまりの落ちこぼれっぷりに、バカにして笑い出す周囲の人間たち。腹の立つ光景ですが、ここもかなり重要なシーンです。
■天才ユノと落ちこぼれアスタ
一方、ユノは初代魔法帝(魔法帝とは、クローバー王国において魔道士たちのトップに位置する存在ですが、国王ではありません)も授かったという、四葉のクローバーが描かれたグリモワールを手にします。
要するに、超凄いグリモワールに選ばれた天才というわけです。
ユノ「俺は魔法帝になる」
その発言に、周囲の人間たちは盛り上がります。
アスタ「すぐ追い付く! 俺はお前のライバルだからな!」
やっぱり諦めないアスタに対し、
ユノ「ありえねー」
と一蹴。ユノは去ってしまいます。
これにはさすがのアスタさんもショック。
と思いきや、それでも諦めず、何年かかってでも必ず魔法帝になってやると決意。
この超絶ポジティブっぷりと、超努力家なところがアスタさんの長所であり、魅力です。
■さっそく襲われるユノ
さて、一方ユノは、授与式を見ていた怪しい男に襲撃されます。
盗賊を名乗るその男は、ユノを鎖魔法で縛り、グリモワールを奪ってしまいます。グリモワールは選ばれた者にしか扱えませんが、四葉レベルになればマニアに高く売れるようです。
そこに駆けつけるのは、アスタさん。
友のピンチに現れる。まさに王道展開です。
魔法の使えないアスタは、自慢の身体能力で魔法をかわし突っ込むも、後ろから放たれた鎖に捕まってしまいます。
そしてそのまま、ボコられてしまいます。
■身体を鍛えても、魔法には敵わない?
アスタ(なんて重い攻撃だ)
どんなに鍛えても、結局魔法には勝てなかった。
叩きのめされたアスタに、男は「魔法帝どころかろくな働き口もねえ」「お前はこの世界じゃなにもできやしない」と追い打ちをかけます。
ついに、心が折れてしまうアスタ。
落ちこぼれの主人公が現実を突きつけられ、挫折しかける。これもまた王道です。
しかし熱いのはここから。
■ユノはアスタを認めていた
アスタを負け犬扱いする男に対し、クールだったはずのユノが吠えました。
アスタは魔法帝にはなれないけど、それは俺がなるからだと、ユノは宣言。
その上で、「そいつは負け犬じゃねー……。アスタはオレのライバルだ」と。
友の熱い宣言を受け、アスタは持ち直します。立ち上がった彼の前に、なんと黒いグリモワールが登場。
クローバー王国のクローバーには、意味があります。
それぞれ、”誠実””希望””愛”が秘められ、ユノの持つ4つ目の葉には、“幸運”が宿るとされています。
しかし、そのグリモワールは5つの葉が描かれています。5つ目には、”悪魔”が宿るとされています。
故に、ブラッククローバーなのです。
「やっぱりな。アスタが選ばれないなんて……ありえねー!」
ユノは言います。
そう、「あり得ねー」というのはアスタの発言に対してではなく、自分の認めるライバルが選ばれないことに対する発言だったのです。
わかりにくいですが、少々言葉足らずなところもユノの魅力です。
そしてアスタは、グリモワールから現れた大剣を手にし、次回へ続く。
・落ちこぼれと思われた主人公が、なにか凄い力を手にする。
・幼馴染の天才から、ライバルとして認められている。
・そして、ここからはじまる成長劇。
とっても王道な熱いアニメです。アスタの剣にはどんな力が込められているのか。これは次回以降のお楽しみです。
もしかしたら、中には1話を退屈に感じた方もいるかもしれません。ご安心を。この作品は、どんどん盛り上がり面白くなっていきます。とにかく熱いアニメなので、観ていて元気になれますよ。
ちなみに、ジャンプ+にてアフレコの様子を描いた漫画が掲載されています。あわせてどうぞ。
(あにぶ編集部/星崎梓)
© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会
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