【注目銘柄】ストライクは調整一巡して戻り歩調、18年8月期2桁増収増益・連続増配予想

2017年10月4日 17:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ストライク<6196>(東1)に注目したい。中堅・中小企業を対象としたM&A仲介会社である。17年8月期は大幅増収増益・増配だった。そして18年8月期も2桁増収増益、連続増配予想である。株価は調整一巡して戻り歩調だ。好業績を評価して16年12月の上場来高値を目指す展開が期待される。

■18年8月期も2桁増収増益・増配予想

 9月29日発表の17年8月期非連結業績(9月19日に2回目の増額修正)は、売上高が16年8月期比54.1%増の30億92百万円、営業利益が44.4%増の11億50百万円、経常利益が44.9%増の11億44百万円、そして純利益が57.4%増の8億03百万円だった。

 事業承継ニーズを中心にM&A市場が拡大し、株式上場による信用力の向上や業務提携先の拡大などで成約案件数が伸長した。また成約案件単価の上昇も寄与した。配当は年間16円(期末一括)とした。16年12月1日付株式3分割を考慮して年間48円に換算すると、16年8月期の年間35円に対して13円増配だった。

 18年8月期の非連結業績予想は、売上高が17年8月期比14.2%増の35億31百万円、営業利益が15.3%増の13億26百万円、経常利益が16.0%増の13億28百万円、そして純利益が13.2%増の9億09百万円としている。成約案件数が伸長して2桁増収増益予想である。配当予想は2円増配の年間18円(期末一括)とした。連続増配予想である。

■株価は調整一巡して戻り歩調、好業績評価して16年12月高値目指す

 株価(17年6月23日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、9月8日の直近安値3965円から切り返して戻り歩調だ。9月29日には4700円まで上伸した。週足チャートで見ると4000円近辺が下値支持線となり、26週移動平均線突破の動きを強めている。好業績を評価して16年12月の上場来高値7170円を目指す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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