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【注目銘柄】エランは好業績評価して上値試す、17年12月大幅増収増益予想で増額の可能性、10月1日付で株式2分割
エラン<6099>(東1)に注目したい。病院や老人介護施設等の入院患者・入所者に日常生活用品をレンタルする「CSセット」サービスを展開している。17年12月期(連結決算に移行)はM&Aも寄与して大幅増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。なお10月1日付で1株を2株に分割する。株価は上場来高値圏だ。9月11日は上場来高値更新直後に急反落したが、目先的な利益確定売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■17年12月期(連結決算に移行)大幅増収増益予想で増額の可能性
17年12月期連結業績予想は、売上高が150億円、営業利益が9億円、経常利益が9億円、純利益が6億30百万円としている。16年12月期非連結業績との比較で、売上高は31.5%増収、営業利益は22.3%増益、経常利益は20.2%増益、純利益は26.0%増益の大幅増収増益予想である。
第2四半期累計(1~6月)の連結業績は売上高が71億65百万円、営業利益が4億35百万円、経常利益が4億42百万円、純利益が3億19百万円だった。前年同期の非連結業績との比較で見ると売上高は33.3%増収、営業利益は14.7%増益、経常利益は15.3%増益、純利益は29.5%増益だった。
エラン単体での導入契約施設数および利用者数が順調に増加し、東北エリアで事業展開するエルタスクを第2四半期(4~6月)から新規連結したことも寄与して、計画を上回る増収増益だった。第2四半期末の契約施設数は16年12月末比172増加の936施設(うちエランが41増加の805施設、エルタスクが131施設)となった。17年6月の月間利用者数は16年12月比26.0%増の15万1227人(うちエランが11.7%増の13万4126人、エルタスクが1万7101人)となった。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が47.8%、営業利益が48.3%、経常利益が49.1%、純利益が50.6%である。サービス導入契約施設数および利用者数が増加基調であり、エルタスクが下期フル寄与することも考慮すれば、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は上場来高値圏で目先的な利益確定売り一巡、好業績評価して上値試す
なお17年9月30日を基準日(効力発生日17年10月1日)として1株を2株に分割する。
株価は17年6月高値2870円を突破して上場来高値更新の展開だ。9月11日は上場来高値3190円まで上伸した直後に急反落したが、前日の急伸の反動で利益確定売りが優勢になった形だろう。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返して上昇トレンドである。目先的な利益確定売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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