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【注目銘柄】ニチアスは日柄調整完了して上値試す、18年3月期1Q大幅増収増益で通期予想に増額余地
ニチアス<5393>(東1)に注目したい。耐熱技術をベースにプラント向け工事、工業製品、高機能部品、自動車部品などに展開している。18年3月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期は横ばい予想だが増額余地がありそうだ。株価は7月高値から利益確定売りで一旦反落したが、日柄調整が完了し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期1Q大幅増収増益、通期予想に増額余地
18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は、売上高前年同期比13.2%増の444億24百万円、営業利益が20.3%増の46億61百万円、経常利益が32.7%増の48億31百万円、純利益が43.0%増の34億円だった。
半導体製造装置向け製品の需要が高水準だった高機能製品部門が32.8%増収、および16年12月末に子会社が増加した自動車部品部門が23.0%増収となり、全体を牽引した。プラント向け工事・販売は12.9%増収、工業製品は1.8%増収、建材は4.1%増収だった。いずれも堅調に推移した。
通期の連結業績予想は売上高が17年3月期比5.3%増の1900億円、営業利益が0.5%増の197億円、経常利益が0.7%増の199億円、純利益が0.7%増の135億円としている。
第1四半期の通期予想に対する進捗率は売上高23.4%、営業利益23.7%、経常利益24.3%、純利益25.2%と順調である。また期初時点で下期偏重の計画であり、第2四半期累計(4~9月)に対する進捗率は売上高49.4%、営業利益52.4%、経常利益53.7%、純利益55.7%と高水準である。通期は横ばい予想だが増額余地がありそうだ。
■株価は日柄調整完了、好業績評価して上値試す
株価は7月13日高値の1437円から利益確定売りで一旦反落したが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって切り返しの動きを強めている。日柄調整が完了し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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