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【注目銘柄】サンテックは日柄調整完了して上値試す、18年3月期第1四半期大幅増益で通期予想に増額余地
サンテック<1960>(東1)に注目したい。独立系電気工事の大手で、海外は東南アジア中心に展開している。18年3月期第1四半期は大幅増益だった。通期の営業利益は横ばい予想だが、増額余地がありそうだ。株価は06年来の高値圏で堅調に推移している。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期第1四半期大幅増益で通期予想に増額余地
18年3月期第1四半期(4~6月)連結業績は、売上高が前年同期比11.9%減の95億41百万円だが、営業利益が2億85百万円の黒字(前年同期は19百万円の赤字)、経常利益が5億84百万円の黒字(同1億14百万円の赤字)、純利益が8億39百万円の黒字(同90百万円の赤字)だった。受注高は9.7%減の85億13百万円だった。
国内は0.3%減収で堅調だったが、東南アジアが44.7%減収となり、全体として減収だった。しかし売上総利益率が4.1%ポイント上昇して営業利益が大幅増益(黒字化)となった。経常利益は営業外収益での貸倒引当金戻入額1億93百万円の計上、営業外費用での為替差損の減少、純利益は繰延税金資産計上による税金費用の減少も寄与して、いずれも大幅増益(黒字化)となった。
通期連結業績予想(6月21日に、貸倒引当金戻入額計上および繰延税金資産計上による税金費用減少で、第2四半期累計と通期の経常利益と純利益を増額修正)は、売上高が17年3月期比3.0%減の450億円、営業利益が0.8%減の11億円、経常利益が8.7%増の16億円、純利益が68.0%増の16億円としている。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高21.2%、営業利益25.9%、経常利益36.5%、純利益52.4%である。建設関連で第4四半期(1~3月)の構成比が高い特性を考慮すれば、通期予想に増額余地がありそうだ。
■株価は06年来高値圏、日柄調整完了して上値試す
株価は6月下旬に動意づいて急伸し、7月以降は06年来高値圏800円台で堅調に推移している。そして8月30日には885円まで上伸して上放れの動きを強めている。週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して過熱感が解消した。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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