フー・ファイターズのCDジャケットが弁当に、歴代人気アルバムを“ジャケ弁”と紹介

2017年8月8日 20:30

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記事提供元:ファッションプレス

 音楽ファンの間で、アルバムジャケットを弁当によって再現した、通称“ジャケ弁”が話題になっていることを知っている?中でも“ジャケ弁職人”オバッチが作る弁当は、注目の的だ。印刷関係のデザイナーをしながら、公式サイト「オバッチのJacket Lunch Box」やSNS配信を続けるオバッチ。料理の腕は”人並み”だが、創意工夫を凝らした作品は、愛情たっぷりで温かみのあるものが多い。今回は、そんなオバッチの“ジャケ弁”から、「サマーソニック 2017」にヘッドライナーとして出演が決定しているロックバンド、フー・ファイターズのアルバムジャケットをモチーフにした“ジャケ弁”の数々を紹介する。

■フー・ファイターズ

 フー・ファイターズ(Foo Fighters)は、伝説的ロックバンド、ニルヴァーナのボーカル/ギターであったカート・コバーンの死後、そのドラマーとして在籍していたデイヴ・グロールによって1995年に結成されたアメリカのロックバンド。これまでに8枚のアルバムをリリース、グラミー賞を11回受賞している。

 2017年8月19日(土)・8月20日(日)に開催される音楽フェス「サマーソニック 2017」にはヘッドライナーとして出演が決定しており、これに合わせて、フー・ファイターズがこれまでにリリースしたアルバム8枚にベスト盤を加えた全9タイトルが期間限定のスペシャルプライスにて発売中だ。本記事では、このうち5タイトルのジャケ弁を取り上げる。

■フー・ファイターズの5アルバムを“ジャケ弁”で再現

 音楽好きで手先が器用だというオバッチの作るジャケ弁は、そのクオリティや熱意のためにインターネットなどで話題となっている。ジャケ弁は、CDジャケットと同じ正方形の弁当箱に、ご飯を平らに敷き詰めることが基本。そこに、海苔やかまぼこ、梅肉など様々な食材を切り抜いたものを配置して制作されている。

■1stアルバム「フー・ファイターズ」

 「フー・ファイターズ」は、1995年に発表されたフー・ファイターズのデビュー作。カートの死とニルヴァーナの悲劇的な幕切れから、デイヴ・グロールの去就を世界中のロック・ファンが注目する中、デイヴが書き溜めていた楽曲を元にほぼ一人で制作されたアルバムだ。

 「フー・ファイターズ」のジャケ弁には、炊き込みご飯を使用して、アルバム全体のセピア風カラーを表現。その上に、一晩味噌につけたカマボコを銃の形にカットして配置。さらに、同じく銃型にカットした焼き海苔を重ね、すりごまを振り掛けた。アルバムのタイトルの文字も、焼き海苔で描き、ファーストアルバムそっくりな姿を作り出している。

■「ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ」

 1997年リリースの「ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ」では、ヘヴィでパンキッシュなサウンドとポップなメロディが両立した、その後のフー・ファイターズを感じさせるサウンドを聴くことができる。ロック・アンセム「モンキー・レンチ」、永遠の名曲「エヴァーロング」、ライヴの定番「マイ・ヒーロー」など名曲揃いの2ndアルバムだ。

 「ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ」をモチーフにしたジャケ弁では、白米の上に焼き海苔を敷き詰め、その上に半分に切った大小異なるサイズのうずらの煮卵を並べ、印象的な球体のモチーフを再現した。また、球体同士をつなぐ直線的なラインには、ゆでた蕎麦を用いて。真っ赤な「Foo Fighters」も、パプリカを切り抜き見事に弁当の上で蘇っている。

■「ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ」

 グラミーを初受賞した3rdアルバム「ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ」。2ndアルバム制作中に脱退したドラムのウィリアム・ゴールドスミスの後、新たなドラマーとしてテイラー・ホーキンスを迎え作られた。テイラーのダイナミックなドラムが、バンドによりパワフルで破壊的なサウンドをもたらしている。

 「ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ」のジャケ弁は、ご飯の上に四角く切り抜いた海苔で枠を作り、とろろ昆布を敷き詰めた。男性のシルエットは、はんぺんと焼き海苔を使って描き、とろろ昆布を再び使って陰影をつけた。さらに、肌の質感を出すために、すりごまもプラス。デビューアルバム「Foo Fighters」同様に、最後は焼き海苔でロゴを表現した。

■「ワン・バイ・ワン」

 2002年リリースの「ワン・バイ・ワン」は、新ギタリスト、クリス・シフレットを迎えてツアーとレコーディングを進める中、解散の危機ともなるバンド内の衝突を乗り越えて作られたアルバムだ。わずかな制作期間で一気に作られたこの作品は、この時点でバンドの最大のヒット作となった。ライヴ感に溢れたサウンド・プロダクションが特徴で、衝突と和解を経て育まれた、バンドの精神的な結束とタイトな演奏を聴くことができる。

 「ワン・バイ・ワン」の印象的なハートモチーフは、焼き海苔とカマボコを使って表現。正方形に敷き詰めたごはんの上に、左右均等でないいびつなラインまで見事に再現した、ハート型の焼き海苔をのせた。さらに、ギザギザにカットしたカマボコをのせて、アイコンマークを描き出す。海苔と赤いパプリカで作ったロゴを乗せれば完成。

■「イン・ユア・オナー」

 3年のブランクを経て2005年にリリースされた「イン・ユア・オナー」は、アコースティックとエレクトリックの2枚のアルバムからなる大作で、全米最高位2位を記録した。Disc-1はバンド・メンバーによるパワフルな演奏が収録されており、デイヴ・グロールのシンガー・ソングライターとしての資質が光るDisc-2には、ノラ・ジョーンズ(Vo)、レッド・ツェッペリンのジョン=ポール・ジョーンズ(b)などがゲスト参加し、ナイーブでアコースティックなサウンドが披露されている。

 「イン・ユア・オナー」の”ジャケ弁”は、野菜も取り入れ、これまでに比べて多くの具材が使われている。ジャケット中央に向かって伸びる斜線は、茹でたキャベツを細かくカットして表現。「Foo Fighters」のロゴが光るエンブレムは、通常のものと一晩味噌に漬けたものの2種類のカマボコ、そして焼き海苔を使って描き出した。上にのった白い花々は、白身のみを焼いたスクランブル状の卵で花びらを、そして水菜を使って青々とした茎や葉を再現している。

■ニュー・アルバムが17年9月に発売予定

 そして、2017年9月15日(金)には、彼らの待望のニュー・アルバム「コンクリート・アンド・ゴールド」が世界同時リリースされることが決定している。今回は、シーアやアデルのヒット曲で知られる音楽プロデューサーのグレッグ・カ―スティンと初タッグを組み、ポップ系のプロデューサーとヘヴィーロックのバンドによる今までにない音楽が期待されている。

■詳細

■期間限定スペシャルプライス盤発売日:2017年7月26日(水)・フー・ファイターズ 1,800円+税・ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ 1,800+税・ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ 1,800+税・ワン・バイ・ワン 1,800+税・イン・ユア・オナー 2,600+税 ※2枚組・エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス 1,800+税・ウェイスティング・ライト 1,800+税・ソニック・ハイウェイズ 1,800+税・グレイテスト・ヒッツ 1,800 (税抜)■ニュー・アルバム「コンクリート・アンド・ゴールド」発売日:2017年9月15日(金)

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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