ヨット・アメリカズカップ、足こぎ方式のニュージーランドが圧勝

2017年6月28日 08:13

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 米東部沖英領バミューダ諸島近海で行われていた世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」は26日、決着がついた。ニュージーランドの挑戦艇エミレーツが3連覇を目指すアメリカの防衛艇オラクルに対し、8勝1敗と圧勝した。エミレーツはこれまでのヨットの常識には無かった足こぎ方式のヨットを採用しての圧勝だっただけに、世界を驚かせている。

 海上のF1レースとも言われるようにアメリカズカップは各国が技術の粋を集めて臨んでいる。ヨットは、手動で水中翼などを操作するシステムを採用しているのがこれまでの常識だった。足こぎ方式は、パワーこそ手こぎ方式に大きく勝りスピードでは有利な展開が期待できる。だが、ヨットレースは急回転を上手にこなす必要があり、足こぎ方式では操作が遅れてしまい不利になると言われていた。

 5月からエミレーツと共に挑戦艇決定シリーズに参加していた日本、イギリス、フランス、スウェーデンのチームも手こぎ方式だった。しかしエミレーツは、準決勝ではイギリスに5勝2敗、決勝でもスウェーデンを5勝2敗で破り、安定した戦いを見せてのオラクルとの決戦だった。ヨットレースは総合力が求められるため圧勝の秘訣は足こぎ方式だけだった訳でもないだろうが、ここに常識は覆されと言える。

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