【業績でみる株価】鳥貴族は15年高値試す、既存店売上好調で17年7月期2桁増収増益予想

2017年6月8日 10:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 280円均一の焼鳥屋「鳥貴族」をチェーン展開している鳥貴族<3193>(東1)の17年7月期は2桁増収増益予想である。そして17年5月度の既存店売上高も5.1%増と好調だった。株価は年初来高値を更新して15年7月高値に接近している。好業績を評価して15年高値を試す展開が期待される。

■17年7月期2桁増収増益予想、5月既存店売上も5.1%増と好調

 17年7月期連結業績予想は売上高が16年7月期比25.4%増の307億40百万円、営業利益が同22.8%増の19億59百万円、経常利益が同24.6%増の19億28百万円、純利益が同18.7%増の11億64百万円としている。

 第2四半期累計(8月~1月)が販管費増加などで営業減益となり、通期予想に対する進捗率も売上高45.3%、営業利益30.1%、経常利益30.0%、純利益35.9%と低水準だったが、通期ベースでは既存店の好調や新規出店効果などで増収増益予想である。

 6月6日発表した月次報告によると、17年5月度の全店売上高は12.0%増、既存店売上高は5.1%増と好調だった。そして8月~5月累計ベースでも全店売上高が23.1%増、既存店売上高が1.8%増と好調に推移している。

■株価は15年高値試す

 株価は年初来高値を更新し、さらに16年10月高値2886円を突破て、本日6月8日に2955円まで上伸している。そして15年7月高値3180円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いた。そして26週移動平均線も上向きに転じて先高感を強めている。好業績を評価して15年高値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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