【注目銘柄】すかいらーくは15年の上場来高値視野、第1四半期順調で17年12月期予想に上振れ余地

2017年6月6日 16:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 すかいらーく<3197>(東1)に注目したい。ファミレス最大手で「ガスト」を主力業態としている。既存店売上が堅調で17年12月期第1四半期連結業績は概ね順調だった。新規出店も寄与して通期増収増益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は年初来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、15年8月の上場来高値が視野に入りそうだ。

■17年12月期増収増益予想、第1四半期順調で通期上振れ余地

 17年12月期連結業績(IFRS)予想は売上高が16年12月期比3.0%増の3650億円、営業利益が同5.0%増の328億円、税引前利益が同3.6%増の300億円、親会社の所有者に帰属する当期純利益が同5.4%増の192億円としている。既存店売上101.5程度を想定し、新規出店約100店舗(閉店約20店舗)も寄与して増収増益予想である。

 第1四半期(1月~3月)連結業績は売上高が前年同期比1.3%増、営業利益が同2.1%増、税引前利益が同3.5%増、親会社の所有者に帰属する当期純利益が同12.2%増だった。既存店売上が100.5%と堅調に推移した。

 そして4月の既存店売上は102.6%だった。16年から継続的に実施しているメニュー改定効果などで客数が増加傾向であり、働き方改革で2月から深夜営業時間の短縮に順次着手している影響(4月はマイナス0.4%程度の影響)を吸収して既存店売上は好調だ。新規出店も寄与して通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は15年の上場来高値視野

 株価は5月11日に年初来高値1804円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが年初来高値圏で堅調に推移している。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、15年8月の上場来高値1958円が視野に入りそうだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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