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15日の香港市場概況:ハンセン0.9%高と6日続伸、証券セクターに買い
*19:10JST 15日の香港市場概況:ハンセン0.9%高と6日続伸、証券セクターに買い
週明け15日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比215.25ポイント(0.86%)高の25371.59ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が167.70ポイント(1.63%)高の10450.35ポイントとそろって6日続伸した。ハンセン指数は1年10カ月ぶりの高値を更新している。売買代金は812億6900万香港ドルにやや拡大した(12日は751億4500万香港ドル)。
政策期待で買われる展開。中国政府が掲げるシルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する初の国際会議は、15日に北京市内で閉幕した。習近平国家主席は14日の開幕式で発言し、インフラ投資などの資金をまかなう基金に1000億人民元(約1兆6400億円)を追加投入する方針などを表明。同会議には、130カ国以上の代表団、合計約1500人が参加した。
なお、取引時間中に公表された4月の中国経済統計は、小売売上高や鉱工業生産などが軒並み予想を下回った。景気鈍化が警戒されたものの、すでに「中国景気は下半期に減速する」との見方が出ていたため嫌気する売りは限定的となっている。指数は上げ幅を徐々に広げた。
業種別では、中国証券セクターが高い。中国銀河証券(6881/HK)が5.0%、広発証券(1776/HK)が3.4%、華泰証券(6886/HK)が3.2%、海通証券(6837/HK)が2.7%、中信証券(6030/HK)が2.4%ずつ上昇した。前述した国際会議で中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は、「一帯一路」沿線各国で株式・債券市場の相互発展を推進すると発言。証券業務が拡大するとの期待感が広がった。
インフラ関連セクターも物色される。ゼネコンの中国交通建設(1800/HK)が1.3%高、建材の安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が3.6%高、建機の中聯重科(1157/HK)が2.5%高と値を上げた。
そのほか、ハンセン指数の構成銘柄では、香港拠点の銘柄群がしっかり。香港鉄路(MTR:66/HK)が2.7%高、中銀香港(BOCホンコン:2388/HK)が2.1%高、信和置業(サイノランド:83/HK)が1.5%高で引けた。域内景気の上向きを好感。香港政府が12日発表した2017年1~3月期の域内総生産(GDP)成長率は前年同期比4.3%となり、約6年ぶりの高水準を記録した。
一方、他の個別株動向では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が4.4%安と3日続落(累計の下落率は17.3%)。空売り投資ファンドのゴッサム・シティ・リサーチが同社に関し、粉飾決算の疑いなどを指摘するリポートを発表したことが引き続き売り材料視された。同ファンドが「他のアップルサプライヤーに比べて粗利益率が高すぎる」と指摘したことに関し、AACは「高利益率」は技術優位性や規模効果が理由と説明したものの、下げ止まりの動きはみられていない。
本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.22%高の3090.23ポイントで取引を終えた。証券株や海運株、素材株、消費関連株などが値上がりしている。
【亜州IR】《HT》
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