エミレーツ航空、米国路線の利用者減を受けて減便へ

2017年4月23日 22:14

印刷

記事提供元:スラド

エミレーツ航空が米国路線での利用者減を受け、5月~7月にかけて減便を実施するそうだ(Gulf Newsの記事Khaleeji Timesの記事The Vergeの記事)。

エミレーツ空港は本拠地ドバイから米国の12都市に就航しており、現在は週126便を運航している。米国行きの便は安定した成長を続けていたが、米国のビザ発行制限や保安検査の厳格化、電子機器の機内持ち込み制限などにより、利用者が大幅に減少しているという。中でも電子機器の機内持ち込み制限の影響が特に大きく、欧州経由で米国に向かう便が選ばれるようになっているとのこと。

減便の対象となるのは5都市で、フォートローダーデール(5月1日から)とオーランド(5月23日から)は1日1便から週5便に、シアトル(6月1日から)とボストン(6月2日から)、ロサンゼルス(7月1日から)は1日2便から1便になるとのこと。これにより、米国行きの便は週101便となる。ただし、減便は暫定的なものであり、需要が回復すればすぐにでも元に戻す計画のようだ。

 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | ビジネス | ノートPC | アメリカ合衆国 | 交通

 関連ストーリー:
欧州航空安全局、ポータブル電子機器の機内持ち込みが禁じられている場合の安全対策を勧告 2017年04月09日
旅客機内への電子機器持ち込み禁止は「電池に爆弾を隠す技術」をテロ組織が確立したのが理由だった 2017年03月24日
米政権、中東から米国への航空便でPCなどの機内持ち込みを禁止へ。米航空会社は対象外 2017年03月22日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事