卓球・平野美宇、大金星!リオ五輪金の丁寧に逆転勝ち

2017年4月15日 13:01

印刷

 14日、無錫(中国)で行われた卓球のアジア選手権女子シングルス準々決勝で、平野美宇が丁寧(中国)に3-2で逆転勝ちをした。平野は現在世界ランク11位だが、世界ランク1位でリオ五輪金メダリストの丁寧に2セットを連取されてから3セットを奪い返した。

 これが丁寧とは6戦目となる平野は、ゲームを奪ったのも初めてであったが、3ゲームを連取するという粘りと勢いを見せた。リオ五輪では補欠で出場さえできなかった平野だが、自らこの日の17歳となる誕生日を祝福する大金星を挙げた。

 試合は第1セットを3-11とあっさり取られたが、第2セットは12-14と粘りを見せる。第3セットは11-9と初めて丁寧からゲームを奪う。さらに第4セットも16-14と競り勝ち、迎えた最終セットも12-10と際どい勝利に繋ぎ切った。

 平野は1月の全日本選手権で、3連覇をしていた日本のエース石川佳純を破り、史上最年少の優勝を飾っていた。その後は肩痛で成績も振るわず、今大会は休養も考えていたと言うが、痛み止めをしながらも驚異的な復活を果たした。

 15日の準決勝では、世界ランク2位の朱雨玲(中国)と対戦する。また、5月にはデュッセルドルフで世界選手権があり、ここでも卓球王国の中国を破ってのメダルが期待される。

関連キーワード

関連記事