【注目銘柄】JFEコンテイナーは17年3月期配当予想増額を好感して上値試す

2017年3月8日 15:46

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 JFEコンテイナー<5907>(東2)に注目したい。JFE系の大手ドラム缶メーカーで、高圧ガス容器も展開している。3月7日、17年3月期配当予想の増額修正を発表した。業績は堅調で17年3月期増益予想である。そして再増額余地がありそうだ。株価は昨年来高値更新で堅調だ。配当予想増額を好感して上値を試す展開が期待される。

 17年3月期の配当予想は、期末2円50銭増額して年間12円50銭(第2四半期末5円、期末7円50銭)とした。16年3月期の年間10円との比較でも2円50銭増配となる。

 17年3月期の連結業績予想は、1月26日に増額修正(売上高を8億円、営業利益を2億円、経常利益を2億50百万円、純利益を2億円増額修正)して、売上高が16年3月期比1.4%減の273億円、営業利益が同5.0%増の27億円、経常利益が同6.3%増の27億50百万円、純利益が同10.3%増の18億円としている。

 品種構成の改善、生産体制見直しやエネルギー原単位低減によるコストダウン効果などが寄与する。中国の需要も回復傾向のようだ。修正後の通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が72.0%、営業利益が82.0%、経常利益が83.1%、純利益84.1%で、利益進捗率が高水準である。通期予想は再増額余地がありそうだ。

 株価は本日3月8日に昨年来高値となる456円まで上伸した。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。配当予想増額を好感して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】エルテスは続落も新サービス提供開始で成長可能性を見直し直近IPO株買いの再燃が有力(2017/01/06)
【株式評論家の視点】キャリアは「働き方改革」の推進で、アクティブシニアの就労機会を創出(2017/01/07)
【編集長の視点】スタジオアタオは反落も独自ビジネスモデルの高評価が続き直近IPO株買いで上値チャレンジ余地(2017/01/10)
【株式評論家の視点】アグレ都市デザインは価格以上の価値を顧客に提供できることが強み(2017/01/11)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事