米トランプ大統領、「再輸出品」を輸出から外し貿易赤字額水増し狙う

2017年2月22日 11:26

印刷

記事提供元:スラド

 米トランプ大統領は米国の貿易統計について、米国に輸入後そのまま他国へと輸出された「再輸出品」を輸出としては扱わないように変更することを検討しているという(ロイター朝日新聞)。

 たとえばメキシコやカナダで製造された自動車の多くは米国経由で輸出されているが、これらを統計上輸出から除くことで、輸入額は変わらず輸出額が増えることになり、数字上の貿易赤字が増えるという。

 米トランプ大統領は米国の貿易赤字を問題視しており、数字上の貿易赤字額を増やすことで米国民の指示を集めることが目的のようだ。いっぽうで米通商代表部はこれに対し「正確でない」として反対しているとのこと。

 スラドのコメントを読む | 統計 | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
ビル・ゲイツ、気候変動を否定してはならないと警告 2017年02月03日
Democracy Index 2016、米国が初めて「欠陥のある民主主義」に区分される 2017年01月28日
社会心理学系雑誌BASPがPバリューによる仮説検定を全面的に禁止 2015年03月09日
いじめが減ると基準を変えて増やそうとする文科省 2010年09月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事