クラシカロイド 第18話「ミツルロイドとギョウナくん」【感想レビュー】

2017年2月18日 11:10

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クラシカロイド 第18話「 ミツルロイドとギョウナくん 」【感想レビュー】©BNP/NHK・NEP

クラシカロイド 第18話「 ミツルロイドとギョウナくん 」【感想レビュー】©BNP/NHK・NEP[写真拡大]

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 なんか今回勢いだけで流そうとされた感がありましたが割と重要な部分やりましたよ!?と思うんですが、バッハ様と奏介が怒濤の勢いで押し寄せてきていて見ながら話を整理することが拒絶されました。さすがすぎるよ「 クラシカロイド 」。

 そんなわけで今週もー!あらすじと!感想に!参りたいと思います!

■クラシカロイド 第18話「 ミツルロイドとギョウナくん 」


 三弦から建設中の「オクトヴァ」について順調な報告を受けたバッハは新たな音楽のヒントを得るために街へと出る。

 そんな中三弦は、10話で登場したバーチャルアイドル育成アプリ「アルケドール」をさらに進化させたアンドロイド、「ミツルロイド」の試作品を完成させる。

 誘拐した奏介の歌声データを入力することで、奏介としてなりすまさせたミツルロイドを音羽館へと潜入させたはいいものの、「いつもよりポンコツではない奏介」として褒められたミツルロイドは調子に乗って暴走。

 その間バッハはというと新たな旋律をメモするために座ったベンチのペンキが乾く前だったことに気付くも時すでに遅く、スーツの背面と臀部を持って行かれてしまう。

 なんとか代わりの着衣を探したバッハの目に入ってきたのは、「中の人」が水浴びしていて抜け殻状態となっている「ギョウナくん」だった。

■バッハ様の受難、奏介の哀れさ


 今回はバッハ様の過去とか三弦さんの過去とか音羽博士のこととか結構重要な部分が出ていたはずなのに、全体的に笑いの濁流がすごすぎて深く考えさせてくれないよ!!!

 とりあえずバッハ様も完璧超人ではないことが分かってよかったです。あ、いえ、社内の人間に対して日本語が不自由になる部分を鑑みるにすでに完璧超人ではないのかもしれませんね!すみません!

 しかし旋律のメモをいち早くとりたいからと、周囲をよく確認せずに座るのはオススメしませんバッハ様。こと二次元においてはペンキ塗り立てのベンチはかなりの確率で出現します。

 現実では周囲をカラーコーンとポールで囲まれているだろう状態でも張り紙一つで放置されることなど日常茶飯事です!

 しかしアルケー社の規模から言って、バッハ様のスーツはかなり高額でいい仕立てのモノのはず……。そのスーツの生地を持って行くほど堅く固まったペンキとは……これは本当にペンキと言っていいものなのだろうか……。

 あと今回もう一人の主役といってもいいはずの、奏介。

 今回は15話で登場したあの地獄の楽曲も再度流れ、視聴者の胸にもまたトゲを残しました。あの曲ほんとアカン。

 しかしミツルロイドによって、奏介を口だけ星人としてでも突き動かしているものが分かりました。
承認欲求と自己顕示欲が半端ない。
「ホメテー!!」「モットホメテー!!」という叫び、辛い。
そして明らかに重厚な駆動音をさせて動いているミツルロイドを本人として受け入れられ、「いかに本人の影が薄いか分かる」と評されてしまった奏介。辛い。そこは音羽館の面々のボケだとは思ってくれないんですか三弦さん。

 奏介の影の薄さとポンコツぶりもさることながら、音羽館の住人たちのボケっぷりとの合わせ技で成された奇跡の技だとは思ってくれないんですか三弦さん!

 まぁなんにせよ、奏介がかわいそうなことに変わりはないのでした……。

クラシカロイド 第18話「 ミツルロイドとギョウナくん 」

画像引用元:©BNP/NHK・NEP

■バッハ様の計画、そしてムジーク


 さて、今回初めて登場したバッハ様による秘密の計画。その一端をすこーしだけ垣間見ることができました。

 とりあえず出てきた言葉としては「オクトヴァ」そして「八音」。

 ここで「オクトヴァ?『触装!魔法少女ヒカル』?」って思った人はアウトです。タコ型生物とは関係ないです多分。

 オクトヴァの由来はおそらく10月を意味する「October」だと思います。この「October」、語源はラテン語の「Octo」で、8を意味する言葉なんです。

 ここで、建設されている謎の物体「オクトヴァ」と、バッハ様の言っていた「八音」に確実に関連がありそうなことが分かります。

 八音は皆様知っての通り、「ドレミファソラシ」の八音でしょう。まさかここで儒教の楽器は出てくるまい。

 また、こちらも皆様気付いていらっしゃるようにクラシカロイドもバッハ様を含めて8人。

 こうなると、バッハ様が各クラシカロイドの成長を促すような行動をとってきたのもなんとなく分かるような気がしますね。

 さらに今回、バッハ様のムジークが「人を思うままに従えることのできる能力」だと判明しました。

 音羽博士のことを操る気はないとのことでしたが、果たしてこの能力で何をなさるつもりなのか、ようやく、ようっやく!!シリアスを交えつつ最終回に動いていくか!?

 キャラクターの大半がボケなせいで話の展開が読めない上にどこに着地するかも読めないこの「 クラシカロイド 」!なんだか「 スカーレッドライダーゼクス 」を担当していたときのことを彷彿とさせてくれます。

 さて、来週はチャイコちゃんとバダちゃんの恋と死の物語!?だからどこに向かってるんだこのアニメ!!

 来週はどんな斜め上の展開が待っているのか、心して待ちましょう!!

 クラシカロイド 感想レビューまとめ

(あにぶ編集部/井之上)

©BNP/NHK・NEP

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