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全米震撼の文学スキャンダル「作家、本当のJ.T.リロイ」4月8日公開
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映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』の監督ジェフ・フォイヤージークが放つ、実在しない"天才少年作家"になりきった女性、ローラ・アルバートの真実のドキュメントストーリー「作家、本当のJ.T.リロイ」が、4月8日に公開される。
1996年に突如文壇に現れ、女装の男娼となった過去を綴った自伝『サラ、神に背いた少年』で時代の寵児となった、謎の天才美少年作家、J.T.リロイ。
その才能にほれ込み、映画監督のガス・ヴァン・サントは『エレファント』の脚本を依頼。二作目の著作『サラ、いつわりの祈り』はアーシア・アルジェントによって2004年に映画化された。
しかし、2006年ニューヨーク・タイムスの暴露記事によって事態は一変する。天才少年J.T.リロイという人物は実在すらしない、その正体はサンフランシスコ在住の40歳女性、ローラ・アルバートだったというのだ。
世界を驚かせたこの事件を、彼女自身の言葉と、記録されたガス・ヴァン・サント、トム・ウェイツ、コートニー・ラブ、ビリー・コーガンらとの通話音声や留守電メッセージによって解剖していく実話ドキュメント。
自分以外の者になりきるというのは風変わりだと思われているが、人間にはそういう行為でしか自己表現できないという事もあるのだろう。この映画で暴かれる、人間の深層心理にある“真実”は、観る者の中にも“アバター”が存在しているということを、きっと気付かせるものとなるだろう。
1人の女性の奇妙で切ない、必見の人生ドラマだ。
原題・英題 :Author: The JT Leroy Story
クレジット :監督:ジェフ・フォイヤージーク
(『悪魔とダニエル・ジョンストン』)
撮影監督:リチャード・ヘンケルズ
音楽:ウォルター・ワーゾワ
出演:ローラ・アルバート、ブルース・ベンダーソン、デニス・クーパー、ウィノナ・ライダー、アイラ・シルバーバーグ ほか
(2016年/アメリカ/111分/カラー、一部モノクロ/1.85:1/DCP/)
配給・宣伝:アップリンク(記事:マーヴェリック・記事一覧を見る)
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