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アニメ制作現場、人工知能導入で人間の労働者が淘汰される可能性
あるAnonymous Coward 曰く、 アニメ専門チャンネルを提供するAT-X社の岩田圭介社長が、将来的にアニメのすべての制作過程で人工知能(AI)などによる自動化が導入され、人間の労働者を置き換える可能性が十分あると述べている(ITmedia)。
現在、ほとんどのアニメで制作工程のデジタル化が行われており、また昨今では2つの画像(原画)からその間をつなぐような動きを表現するための複数の画像を生成する、いわゆる「中割」作業を自動化するソフトウェアも登場しつつある(その1つである「CACANi」担当者インタビュー)。
しかし、岩田社長によると、今後はこういった定型的な作業が多い分野だけでなく、クリエイティブな分野においても人工知能による自動化が進められるという。すでに人工知能によってオランダの画家・レンブラントの作風を真似た新しい絵画を作製する、といった事例が実現されており、これを応用することで、特定の作家の作風を真似た作品を自動で作る、といったことも可能になるという。具体的な分野としては「キャラクター設計や絵コンテ、美術設計、背景、音響作業、色彩設定」などが上げられており、今後「人間とAIはクリエイティビティ分野においても競争になる」としている。
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