クラシカロイド 第7話「 やまのおう 」【感想レビュー】

2016年11月24日 21:57

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クラシカロイド 第7話「 やまのおう 」【感想レビュー】©BNP/NHK・NEP

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 すごいぞ!!二話連続、ベトさんが餃子を焼かなかったぞ諸君!!もはや驚愕する部分はこの一点という感じですねこの「 クラシカロイド 」。

 新たに音羽館の住人として加わったシューベルトも含め、さらに騒動を巻き起こしていくクラシカロイドたち。今回は謎に包まれたアルケー社側のクラシカロイド、チャイ子ちゃんの意外な一面も見られました。

 そんなわけで今回も、あらすじと感想に参りたいと思います!

■クラシカロイド ♪07「 やまのおう 」


 音羽館からほど近い山の中に、「ハマゴン」と呼ばれる謎の生き物が姿を現し、連日ニュースで取り上げられるほどの大騒ぎとなった。

 しかし動画を見た音羽館の面々は、見慣れたピンク色の帽子などからその正体がモツであると見当をつける。

 ベトも部屋にこもり、一番のトラブルメイカーである二人の不在という平穏を満喫していた歌苗だったが、ハマゴンの正体が露見した場合のことを考えモツを連れ戻しに山へと向かう。

 一方、敬愛するベトへの差し入れとして購入した冷凍餃子をハマゴンことモツに台無しにされてしまったシューベルトも、全身に鎧を身に着けて山へと向かっていた。

■歌苗ちゃんがどんどんたくましくなってきた


 1話あたりからベトさん、モツさんのやることなすことに振り回され、時にはイライラしすぎて泣きそうにすらなっていた歌苗ちゃん。

 ですが前回のラストで「お家賃を払うまでタメ口」と決定したからか、二人は敬うべき年上としての認識を改めをぞんざいに扱うことに抵抗がなくなったのか、無事、そして音羽館に迷惑をかけない限りは放置!という姿勢を貫くことにしたようです。

 ダメな大人はこうして少女を大人にしてしまうんだな……と遠い目をしたくなりました。

 高校生でありながらこんなにも苦労させられている歌苗ちゃん、縋れるのはリスト姉さんの払ってくれるお家賃のみという報われなさは相変わらず泣けてきます。

 新たに住人に加わったクラシカロイド、シューさんも金銭という概念がないというね!!!まぁこの人の場合、餃子のバイトの時に分かりきっていたことではありました。

 本当に……これだから衣食住のすべてをパトロンに出させていた時代の芸術家は……!!

 しかし今回で奏助、深層心理では自分に才能がなくて大言壮語している自覚があったことが判明しましたね。

 さらにチャイ子ちゃんの意外な一面、キノコ好きという部分もちょっとだけスポットライトが当てられました。

 チャイコフスキーはキノコ狩りに出かけた際、ヤマドリタケ(ポルチーニ)の群生に狂喜乱舞して覆いかぶさり、「全部俺のだ!誰も触んな!!」と言い放ったという逸話が残っています。どんだけキノコ好きなんだよ。

 ところでベトさん、史実で言えば実はモツさんより14歳も年下になるわけですが、対等どころか年下くらいの扱いをしていますよね。これも今後、何か理由が判明したりするんでしょうか。

■今回のムジークは「レクイエム」


 さて今回のムジークはモーツァルトによる「レクイエム」。聴衆から人気のなくなったモーツァルトに、匿名の男性から依頼があった一曲です。

 しかしこの曲の作曲を始めてからモーツァルトは著しく体調を壊し、ついには作曲途中でこの世を去ってしまいます。

 この匿名の男性は実は死の世界からの使者で、モーツァルトは自分のためのレクイエムを書かされていたのだという伝説が流布したこともありました。

 この辺りは、映画「アマデウス」でも描かれているので、気になった方はそちらを見てみるのもまたいいかと思います!

 ただしこちらの映画、モーツァルトのお下品さも描かれているので今回冒頭で出てきた「おなら」のやりとりでモーツァルトのイメージが崩れた、という人は避けたほうが賢明かもしれません。

 さて、来週はなんと女子会回!!現在まで直接対峙することのなかったチャイ子ちゃん、バダジェフスカと歌苗ちゃんが一堂に会してかなりの女子会!をやってくれるようです。

 情報では温泉まであるとのことなので、リスト姉さんのちょっと色っぽいお姿を楽しみたい人は是非お楽しみに!

クラシカロイド 感想レビューまとめ

(あにぶ編集部/井之上)

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