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トヨタホーム、ミサワホームを完全子会社化、出資額は147億円
2005年、トヨタホームはミサワホームに出資後、資材調達や人材交流面で協力。最近では、トヨタホームが得意とする鉄骨構造体とミサワホームの外壁材を組み合わせた耐火構造を持つ賃貸住宅を共同開発、事業面での連携を深めていた。写真はトヨタホーム公式HPのトップ[写真拡大]
トヨタホームがミサワホームを完全子会社化する。11月22日の発表によると、トヨタホームのミサワホームへの出資比率を51%へ引き上げる資本業務提携契約を締結したという。
ミサワホームの発行済み株式14.1%を上限にTOB(株式公開買い付け)を実施し、残りは第三者割当増資で引き受ける計画だ。トヨタホームの出資額は総額147億円程度になる見込み。出資後もミサワホームの上場は維持する方針だ。
トヨタホームによると、新築戸建住宅市場の縮小や人口減など住宅業界を取り巻く環境が厳しいなか、これまで培ってきたミサワホームとの提携関係を強化し、一層のシナジー創出を目指す。本提携によって両社が成長戦略の歩みを加速するとともに、戸建事業や新規事業で連携し、より良い商品、サービスを提供する、としている。
トヨタ自動車グループのトヨタホームは、2005年に経営不振に陥っていたミサワホームに出資、両社は資本提携関係を結んだ。以来、資材の共同調達や土地の共同購入・分譲、さらには賃貸住宅の共同開発、人材交流といった連携を進めきた。
今後、さらに厳しさを増す経営環境を乗り切るには、両社がより強固な協力関係を構築して、事業推進することが不可欠と考え、提携を深化させることとした、と説明する。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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