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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第30話「アーブラウ国防軍発足式典」【感想コラム】
『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第5話(第30話)「アーブラウ国防軍発足式典」【感想コラム】©創通・サンライズ・MBS[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
『鉄血のオルフェンズ』第2期のオープニングテーマソングSPYAIRの『RAGE OF DUST』のMVショートバージョンが先日、公開となりました。
オープニングは曲とともに映像のオルガと三日月の手を握り合うシーンがいろいろと印象的ですが、CD発売前にオープニングテーマもチェックしてみましょう。
さてさて『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』30話の感想・考察を叩きつけていきたいと思います。
■『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』 30話「 アーブラウ国防軍発足式典 」
地球の経済圏のひとつ・アーブラウの軍事顧問となった鉄華団地球支部は、アーブラウ防衛軍結成式典の準備で慌ただしくなっていた。
アーブラウの代表の蒔苗・東護ノ介(まかない・とうごのすけ)の依頼で、鉄華団は式典会場の警備を担当することに。
しかし、会場からは爆音と共に、黒煙(こくえん)がたちのぼる。
■激闘後のそれぞれ
夜明けの地平線団との死闘のその後、舞台は鉄華団の火星メンバーから地球支部へと移ります。
地球の経済圏のひとつであるアーブラウの軍事顧問に抜擢されている鉄華団はその防衛軍の結成式典に出席するためタカキやアストン、チャドなどそれぞれが慌ただしく準備を行っていました。
そんな中で、鉄華団の団員たちは訓練ばかりの生活に辟易してるものや、優遇された生活に満足しているものなど地球支部での活動や生活にそれぞれ思うところがあるようです。
元ヒューマンデブリであるまとめ役で団員からの信望も厚いチャドとは対照的に、いまだに団員たちとの壁が拭えないテイワズから派遣されたラディーチェ・リロト。地球支部の団員たちにはどうにも不穏な空気が流れています。
一方の火星メンバーであるオルガは三日月に『痩せた』と言われてしまいます。地球に降下したあとはすぐに宇宙に駆り出されたりと鉄華団のリーダーとして奮迅しているオルガも少しお疲れのご様子。それをすぐに看破する三日月さん。やはりこのコンビは素晴らしいコンビ愛がありますね。
場面は変わりギャラルホルンのアリアンロッド艦隊へ。先の戦闘でまんまとしてやられた形となった彼らもどうやらいろいろと動きがあるようです。とある『髭の男』に協力を仰いでる最中だと言います…。
そして相変わらずに直球で毒を吐くジュリエッタと、それをディスられていると感じていない様子のイオクさん。こいつらもこいつらでかなりいいコンビな感じがしてきますw
夜明けの地平線団との戦いでそれぞれのメンバーや陣営にかなり動きがみられます。それだけ今回の戦闘は影響力のおおきな戦いだったのでしょう。
■アーブラウ防衛軍発足式典
いよいよ始まったアーブラウ防衛軍発足式典。記念式典には、鉄華団を代表してチャドが出席し鉄華団のメンバーは警備にあたっていました。
蒔苗のところへ挨拶にきていたチャド、そこへ出番を伝える男がやってきます。彼はふとテーブルの上の花瓶を不審がると、そこで何かを察したチャドは花瓶の目の前にいたマカナイをかばうように押し倒します。
その瞬間、爆発が起きます。
まさかの爆弾テロ。警備にあたっていた団員たちも突然の爆発音に騒然としていました。
鉄華団が厳重な警備にあたっていた今回の記念式典。テロの犯人は内部にいたのです。
■ラディーチェの裏切りと「髭の男」
この爆破テロの犯人は鉄華団とテイワズの内部の人間であるラディーチェ。彼はとある人物と暗躍し今回のテロを計画していたようです…。
そのとある人物とは凄腕の元傭兵ガラン・モッサ。
鉄華団が勢力を伸ばすことを気にくわないと思うラディーチェは戦争屋と手を組み、今回のテロを首謀しました。しかし、このガラン・モッサという「髭の男」は一体何者なのでしょうか!?
ここで気になることは、アリアンロッド艦隊が協力を仰いでいるというのも「髭の男」だという事。
アリアンロッド艦隊の手先であり、マクギリスとの共闘関係にある鉄華団を内部から潰そうと暗躍していると考えるとなんだか合点がいきそうですが…。
果してこの男の何者で本当の目的とは一体なんなのでしょうか…。
■爆破テロによる影響
このテロの一件により、鉄華団の地球支部のメンバーたちはまさに暴走寸前となってしまいます。
オルガというリーダーが不在の中、精神的支柱であったチャドが重傷となりいなくなってしまいメンバーたちは、チャドの敵をとろうといきり立つものや、支持を仰ぐまで待つべきだというもの。団員たちの心もすっかりとバラバラになってしまいます。
しかし、その本部との連絡役を担っているのがテロの首謀者でもあるラディーチェ。悠々と本部との連絡をつぶし、責任やまとめ役をタカキに押し付ける始末。
連絡が滞っていることに不信感を覚えたオルガは地球支部に「獅電」を送るスケジュールを前倒す計画で進めるものの、地球ではさらにことが大きく進んでいることになるのでした。
■新たな火種
一方の地球では、テロの首謀が四大経済圏の一つである『SAU』の奴らの犯行ではと噂が流れ始め、情報が錯綜していました。
ここで、少しおさらいしますと物語の始まりでもある『厄祭戦』の終結後に地球は、国家軍が統合され四つの経済圏で分割統治されていました。
『アーブラウ』、『アフリカンユニオン』、『オセアニア連邦』そしてアメリカを経済圏とする『SAU』です。
もはや、勢力同士の巨大な戦争に発展するのは時間の問題になりそうな、時限爆弾のスイッチが押されたような状況に陥ってしまったのです。
地球での新たな火種。オルガや三日月のいない今、地球圏を混乱に陥れる。まさにラディーチェの狙いはこれでした。
■そしてやってくるもう1人の主犯
この混乱の中でまとめ役を担わされてしまったタカキはもうどうすればいいかわからない状況。
幼い妹ともに地球にやってきた平和主義のタカキはラディーチェが怪しいと疑うアストンの言葉をどうにも受け入れることが出来ませんでした。
地球支部組がどうにも出来ない状況の中、さらに深刻な事態へとことは発展していきます。
この事態を受け、『SAU』はギャラルホルンに調停の要請を正式に投げかけます。
しかし、それは調停というには生易しいもの。本格的な戦争へと発展しかねる前段階のような状況にまで来てしまったのです。
さらに調停要請を受け、アーブラウ側はとある男を招きいれます。
その男こそ、もう一人の首謀者『ガラン』。まさにラディーチェの掌で踊らされているかのようにますます深刻さは加速していきます。
しかし、火星メンバーの到着は最短でも3週間…。果たしてアーブラウは…そして鉄華団地球支部の運命は。
■リーダー不在の鉄華団に問われる真価
カリスマ的リーダーであるオルガや精神支柱だったチャドがいなくなりあまりにも脆く崩れかけている鉄華団。
戦闘では圧倒的な強さをみせる彼らですが、少年兵や他の勢力の残党たちの寄せ集めで作らたという内部事情の弱さがここで露呈され、そこに漬け込まれてしまう形となってしまいました。オルガや三日月たちの到着までの間、鉄華団地球支部の真価が問われような回でしたね。
今回スポットが当たった地球支部のメンバー『タカキ』そして『アストン』。境遇も考え方も真逆の2人で、オルガや三日月とはまた違ったコンビですが、この2人をみると鉄華団の団員同士の絆というものは本当に強いものなんだと感じられます。
一方で、テロの首謀者としてスポットが当たった『ラディーチェ』そして新キャラである『ガラン』。
ラディーチェは鉄華団とテイワズとの間を取り持ついわば監査役の人間。鉄華団とのメンバーともあまりうまくいっておらずお互いに忌み嫌っているような間柄でした。
テイワズと言えば前回のお話で鉄華団に目をつけるような発言をしていた、ジャスレイ。
彼の差金でラディーチェは動いているということなのかはたまた単なる私怨なのか!?
間違いなく今後はテイワズが敵になる未来が見えそうですね。
そして『ガラン』。彼は現状謎の傭兵という人物ですが間違いなくギャラルホルンとの関係性が高い人物でしょう。
この2人の暗躍が意味することはテイワズとギャラルホルンとの癒着関係があることを示唆しているのでしょうか!?
敵味方、勢力図、内部事情とここにきてかなり複雑に絡み合ってきた鉄血のオルフェンズ。今後どうなっていくのか、かなり楽しみで。
『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第4話(第29話) 「出世の引き金」【感想コラム】
(あにぶ編集部/Uemt)
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