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『 あまんちゅ! 』第10話「今日という一日を迷うコト」
『 あまんちゅ! 』第10話「今日という一日を迷うコト」©2016 天野こずえ/マッグガーデン・夢ヶ丘高校ダイビング部[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
皆様はたまの休日。特に日曜日はどうお過ごしでしょうか。
明日は仕事や学校だしなぁ、暑いしなぁ、日曜日くらいゆっくり家で過ごそうかなぁどうしようかなと考えてるうちに気づいたら夕方の憂鬱なじゃんけんタイム…。
月曜日が街にやってくる。桜舞う電車に飛び乗る。
いやぁ…実に怠惰ですね…私はついついそんな1日を送ってしまいがちです。脳が震えます。
あまんちゅ第10話は、そんなとある日曜日の出来事とてこの心のうちのお話です。
ということで、『 あまんちゅ! 』第10話の感想とまとめと考察etcをやっていきたいと思います。
■第10話「今日という一日を迷うコト」
とある日曜日。道に迷いながらも先輩の家を訪ねた「てこ」と「ぴかり」は、「愛」と連れ立ってショッピングモールで買い物をすることに。お目当ては、ダイバーの日記とも言えるログブック。やがて来る海洋実習の日から二人で一緒に書きはじめたいと考えているのだが、たくさんありすぎて迷うことに・・・・・・。
さらに興が乗った三人は水着のバーゲンに遭遇。迷いながらもおニューの水着を購入すると、その足で海女人屋へ!
予定外の海水浴を楽しみながら、「てこ」は「ぴかり」に伝えるべきか迷っていた、とある気持ちを素直に打ち明けるのだった。
■迷える先輩の朝
『人生とは選択の連続である』とはかの有名なシェークスピアの名言。なにしようかなぁ、どれにしようかなぁと常に取捨選択を繰り返して日々を過ごしいていくものです。
とある日曜の朝、まどろみの中の姉ちゃん先輩から物語ははじまります。
朝起きて、あれやこれやとやりたいことはあるけれど、どれから手を付ければと考えるうちに1日が終わってしまいます。
なかなかスパッと物事を決めれたり、思いつきでどんどんと行動できる人間のほうが少数派な気もしますが、豪快に生きていそうな姉ちゃんですが意外にも優柔不断なご様子。
そこへ、後輩であるてことぴかりが遊びにきます。
目的は、てこの来週のプール実習やその後の海でのダイブに備えてログブックを買いに行くのに姉弟を誘うため。
ログブックとは、ダイビングした日付やその日の海の状態など、ダイバーが記録をつけるためのもの。
オープンウォーターダイバー取得を目指すてこにももちろん必要になってくるものです。なんだか久々にダイビングの用語が飛びしたような気もします。静岡にはこういうのが文具店で売ってるんですね。
電話をくれれば良かったのに、という先輩に対して自分で家を探して尋ねるからいいんです!姉ちゃん先輩という宝探しです!と、ぴかりらしいアンサー。
恥ずかしい台詞禁止な言葉で照れ隠しに、透明な弟を蹴りあげる姉ちゃん先輩。可愛い。
ショッピングセンターについて早速ログブックを探す一行ですが、なかなか種類が豊富なラインナップに悩んでいる様子。
しかし、姉ちゃん先輩とお揃いのシリーズを見つけるとあっさりとそれを購入してしまいます。
ログブックを購入した一行ですが今度は水着コーナーのバーゲンの誘惑に目移りしまいます。
見ちゃダメ、でも見たい、出費は痛い、でもちょっとだけ、と葛藤を繰り返す姉ちゃん先輩。高校生ですからね…お金は大事です。
釣られて迷っているてこと姉ちゃんの肩を掴んで「迷ったのならレッツらゴーです!!」とふたりを店の中へ押すぴかり。そして思い思いに水着を手に取り、楽しそうに悩みまくる3人。
結局、ぴかりの後押しで新しい水着を買ってしまった3人。新しい水着とおそろいのログブックを抱えたてこも、ぴかりに言わなきゃいけないことがあるとなんだか胸のモヤモヤで悩んでいる様子です。
そんな二人に、今度はぴかりが「行っちゃいませんか…海!!」とまたまた勢いで提案!そしてそのままの勢いで海に飛び込む三人!
男性は買ったあとに買ったものを楽しみますが、女性は買うまでの「過程」を楽しんでいますよね。どれを買おうかと悩んでいる時間を楽しめるのは女性の特権のような気がします。
しかし、勢いで海まで来ちゃうのは若さ故のエネルギーでしょうか!? ぴかりの思いつきに振り回されている二人ですが、逆にその勢いに振り回されるのも楽しんでいる様子。
■全部元からそこにあったモノ
海女家でぴかりの祖母特性トン汁を飲みつつてこが休んでいると、『今日は一回も携帯を開いてないね』と指摘されると、てこは先日もらった「宝箱」のおかげで携帯の中よりも大事なものが目の前にあると、
なんでもない景色でも気持ちのあり方ひとつで宝物に変えられることをぴかりが気づかせてくれたと語ります。
でも、今の自分にはぴかりに対して返せるものがなにもないとなやんでいました。
そんなてこに対して祖母は、「暗いところから明るいところにでると一瞬は何も見えないけど、段々と見えてくる。でもその景色は最初からそこにあったもの。
光は皆平等に照らすから、だから、お嬢ちゃんが遮らなければ光は勝手に照らしてしまうんだ…」と語ります。
■迷ったのなられっつらごー
夕日をバックに今日を振り返る三人。
即断即決で物事を進めてくれるぴかりに対して、てこはいつも迷ってばかりだけど、その胸のモヤモヤを打ち明けなければと勇気を出します。
『私、ぴかりに話さなきゃならない事があるの』
二人でプールに潜って、二人はバディだと言われて、うれしかった半面、自分にそんなバディとしての資格があるのか、足手まといにならないのか、そんなモヤモヤした気持ちを抱えたまま海に潜っていいのか…。
そんな迷いの気持ちを打ち明けたてこ。そんなてこに対して、ぴかりは自分もいつも迷っていると語ります。
迷うことは現状に満足してないから。でも、迷うことは悪いことじゃなくて迷うこと自体が今を楽しくするためのチャンス。だから…迷ったなられっつごー!!と明るくぴかりは平等に照らしてくれます。
『ぴかりのバディになりたーい!』
『わたしも、てこのバディになりたい!』
胸のモヤモヤがとれ叫びあう二人。なんでしょう、もはやバディというかカップルのようなラブラブぷりです。
そして訪れた、てこの2度目のプール講習。
てこの負けず嫌い精神と、努力は身を結び平泳ぎと”ラッコ泳ぎ”でなんとか合格を飾ったのでした。
■迷うことは今をもっと楽しくするためのチャンス。
今回はてこぴかりと愛という、ダイビング部の女子部員だけで過ごす休日の一幕でした。
“どれを選択すればいいのか”をいつも迷って、結局なにもできずいた愛。
“選択すること”をいつも迷って、自信がないから結局なにもできずに自己嫌悪するてこ。
即断即決のようで実は人知れず、悩んだり迷ったりしてるぴかり。
悩んだりしない人間なんてそう多くはないと思いますが、悩んだりすることを結構後ろ向きに思いがちな人は多いと思います。
それでもぴかりは、迷うこと自体は悪いことではなく、そこで立ち止まったからこそプラスへ転じるチャンスなんだと捉えます。
ぴかりは以前に、てこに人と話す時は緊張するし何を話せばいいかわからなくなると漏らしていたことがありますが、前向きで無敵な性格のようでぴかりも実は繊細な性格なんです。
でも、おつむの容量が少ないのでなんでも楽しむことにしか使えません!とも語っていたように、なんでも楽しく思えるというのは、楽天的な性格ではなくぴかりなりに工夫しながら生きているからなんですね。
迷うこと、つまりなにかを取捨選択する状況というのは常に自分をよりいい方へ持っていける。という発言を実践しているぴかりだからこその説得力を持った言葉だし、周りを巻き込んだり動かしたりする力があるのかもしれません。
そして、来週はいよいよ海洋実習!と思いきや、今まで密かにいろんな場面で登場してたけどスポットの当たらなかった”ちゃ顧問”のお話です! はたして本当にちゃ顧問は猫なのか!? 来週もこうご期待!?
(あにぶ編集部/Uemt)
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