テスラのオートパイロット機能がアップデート、レーダーの強化などが行われる

2016年9月16日 12:36

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 米テスラモーターズが9月11日、同社の自動運転技術「オートパイロット」の「バージョン8.0」をを発表した。イーロン・マスクCEOによれば、OTA経由で1~2週間以内に利用できるようになるという(CarWatchBloombergFORTUNEReutersSlashdot)。

 本アップデートではレーダーの改善が行われているそうだ。従来はカメラと画像処理システムをメインに使用して周囲の状況を取得していたが、バージョン8ではレーダーを使った認識能力をより向上させているとのこと。また、ドライバーがハンドルから手を離した際に警告を出し、さらにこの警告が一定時間続いた場合に駐車するまで機能が無効化される、といった変更も加えられている。

 マスクCEOは11日の記者との電話会見で、「モデルS」がトレーラーに衝突する死亡事故が5月に発生したが、この強化されたレーダーが搭載されていれば運転手の死亡は避けられていたかもしれないと語っている。

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