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【注目銘柄】三晃金属工業は今3月期第1四半期決算好調で割安感、配当利回り妙味が増す
■ミニゴールデンクロスを示現
三晃金属工業<1972>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現、今3月期第1四半期決算好調で割安感、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。
同社は、屋根並びに各種建材・塗装などの製造・加工・施工・販売及びこれらに附帯する建設工事の設計・請負事業を行っている。屋根・壁建築分野におけるリーダーカンパニーとして、高い技術力の裏付けのもと関西国際空港旅客ターミナルビル、エフピコ八王子配送センター、王子物流(株)浦安太陽光発電所、神奈川工科大学先進技術研究所、村中医療器(株)総合センター、三菱鉛筆(株)群馬工場、ロンタイ(株)仙台工場、新広島空港ターミナルビル、福岡国際空港旅客ターミナルビル、中部国際空港旅客ターミナルビル等の屋根並びに各種建材・塗装などを手掛けた実績がある。
同社は、技術力を武器とする少数精鋭の施工・販売会社として屋根・壁業界のリーダーカンパニーのステイタスをより強固にするため中長期的な経営戦略として、優れた商品の開発と施工品質の一層の向上、太陽光発電屋根等環境に優しい屋根及び改修・塗装分野の拡販に加え、労働生産性の向上を推進している。
今2017年3月期第1四半期業績実績は、売上高が78億6500万円(前年同期比13.7%増)、営業利益が5億3400万円(同99.2%増)、経常損益が5億3500万円(同98.3%増)、純利益が3億4300万円(同2.0倍)に着地。
通期業績予想は、売上高が357億5000万円(前期比2.4%減)、営業利益が24億2000万円(同21.6%減)、経常利益が24億2000万円(同21.6%減)、純利益が16億8000万円(同16.9%減)を見込んでいる。配当は期末一括13円を予定している。
株価は、4月21日につけた年初来高値365円から6月24日安値270円と調整した後、280円割れでモミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。今3月期第1四半期業績は、事業環境の好転を背景に受注量を確保したことが寄与したほか、工事・販売原価管理の徹底が奏功し、大幅増益と好調。通期計画は減収減益見込みだが、達成できる見通し。今期予想PER6倍台・PBR0.82倍と割安感があるほか、配当利回りは4.5%と利回り妙味は増す。下値不安の少ない出遅れ感のある低位銘柄として水準訂正高が期待されそうだ。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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