無年金は喫緊の課題、受給資格の期間短縮を来年度から―安倍晋三首相

2016年7月12日 10:47

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記事提供元:エコノミックニュース

 安倍晋三総裁(総理)は11日の記者会見で、社会福祉に関する分野で、無年金者問題について「無年金の問題は喫緊の課題。年金受給資格期間の短縮についても、来年度からスタートできるよう準備を進める」と語った。

 また、「待機児童ゼロを実現するため保育の受け皿整備を進める。介護についても50万人分の受け皿を前倒しで整備し、介護離職ゼロを目指す。施設だけでなく、必要な人材を確保するため、保育士や介護福祉士の皆さんへの支援の拡充を進めていく」と前向きな発言を続けた。

 安倍総裁は「若者への投資を拡大する」とし「学びたいという意欲を持つ全ての学生が、無利子の奨学金を受けられるようにする。給付型奨学金についても具体的な検討を進めていく」と語った。

 また、働き方改革を進めるとし「長時間労働の是正、同一労働同一賃金の実現。労働制度の改革を進め、非正規という言葉を国内から一掃する。社会全体の所得の底上げを図る」と強調した。(編集担当:森高龍二)

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