【今日の言葉】楽観できないNYダウ、PERの急上昇に要注意

2016年2月4日 10:07

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 『NYダウに企業業績の影』=3日(水)のNYダウは3日ぶりに反発しているが、この先、手放しの楽観はできないように思われる。この日は、原油相場が32ドル台(前日29ドル台)に戻しているものの、まだまだ不安定が予想されるし、さらに、もっとも注意を要するのがNYダウのPERである。つい最近まで15倍台だったが、足元では16.99倍まで上昇、17倍台に乗せるものとみられる。

 とくに、NYダウが年初から下落している中で、PERが上昇していることはEPSが急低下していることを意味している。海外経済の停滞の影響、大雪の影響、これまでのドル高の影響などが現れ始めているものとみられる。3日のドルは117円台にドル安(円高)に振れているが、今後、業績悪化が表面化すれば、さらにドル安(円高)の進む可能性がありそうだ。NYダウの下振れリスクも孕んでいるとみておきたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【話題株】「小顔にみえマスク」のユニ・チャームは花粉症の季節が迫り5日続伸(2016/02/02)
アクモスが黒字転換を好感しストップ高となり「ドローン」人気も再燃(2016/02/03)
アンジェス3連続のストップ高、血管再生の日本発世界的製品に期待高まる(2016/02/03)
インベスターズクラウドが「マイナス金利」後の急騰止まらずストップ高(2016/02/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事