人民元が再び急落:2010年取引開始以来の安値更新、当局のストレス・テストか

2016年1月7日 10:01

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記事提供元:フィスコ


*10:01JST 人民元が再び急落:2010年取引開始以来の安値更新、当局のストレス・テストか
人民元の対米ドル為替レートはきのう6日、オフショア市場では一時1米ドル=6.73元台まで急落し、2010年の取引開始以来の安値を更新した。この日の対米ドル仲値は145bp(ベーシス・ポイント)引き下げられ、1米ドル=6.5314元に設定された。

元の急落について、中国人民銀行(中央銀行)による元のストレス・テストの一環だとの見方が出ている。一方、市場関係者は、オンショアとオフショアの価格差拡大を受け、投機的な取引が拡大する可能性が高いため、オフショアの元売りが一段と加速する恐れがあると警告した。《ZN》

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