【株式評論家の視点】アクアラインは上場から4カ月、下値固まる、今2月期2ケタ増益、期末一括10円配当

2015年12月22日 10:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アクアライン<6173>(東マ)は、本年8月31日、東京証券取引所マザーズに上場した。平成7年の設立以来、キッチンやバスルーム、トイレなどのトラブル解消、製品の販売や取り付けを行う、水まわりの緊急修理サービスの提供を行っているほか、ミネラルウォーター・ウォーターディスペンサー販売を第2の軸として展開している。水まわり緊急修理サービス事業では、水まわりの急なトラブルの解消に24時間365日の緊急対応の『水道屋本舗』としてサービスを提供。トイレ、キッチン、洗面所、バスルームの「つまり」解消、「水漏れ」修理、水まわり製品の販売、敷地内配管工事、水まわりのトータルイノベーションまで幅広く対応している。ミネラルウォーター・ウォーター事業では、「最高品質の水」を皆様に飲んでもらいたいという想いを大切に、様々な用途に合わせた「使える水」を提案している。

 今2016年2月期・第2四半期業績実績は、売上高が17億6200万円、営業利益が1億2400万円、経常利益が1億1300万円、純利益が6500万円に着地。

 通期業績予想は、売上高が35億7900万円(前期比8.9%増)、営業利益が2億7200万円(同23.6%増)、経常利益が2億6100万円(同20.8%増)、純利益が1億5200万円(同2.3倍)を見込んでいる。配当予想は期末一括8円の普通配当に加え設立20周年を迎え2円の記念配当を実施し、10円を予定している。

 第2四半期において、水まわり緊急修理サービス事業で、夏季の需要期を経過したが、自社広告の反響が引き続き堅調で広告費の抑制に繋がったほか、業務提携先との関係強化の取り組みによる成果も継続しており、受注件数・施工単価が堅調に推移。その他の事業で、学校・ホテル等を納品先とするミネラルウォーターのプライベート商品販売は、新規クライアントの獲得や夏季の猛暑による影響もあり堅調に推移しており、通期業績予想は達成できる見通し。

 株価は、8月31日上場初日に公開価格の1250円を上回る上場来の高値1563円と買われた後、9月30日に上場来の安値970円ま調整を挟んで10月23日高値1270円と上昇。その後1000円どころを下値にモミ合っている。11月に西部ガス及び西部ガスリビング(株)との間で、水まわり緊急修理サービスについて業務提携契約を結び、福岡県を中心に西部ガスがガス販売を行っている顧客1,104千戸などに対して、「西部ガス ヒナタくらしサービス」において、水まわりの緊急トラブル修理対応、水まわり商品の販売・取付、その他修繕工事等を提供していくほか、12月1日には全国に展開するビジネスホテルチェーンワシントンホテルで、サービスボトルの全国展開を開始。2016年にかけて順次全国のワシントンホテルに導入と新規獲得が順調で今後も成長が見込まれる。今期予想PER12倍台と割安感がある。日柄調整も進んでおり、好業績が確認されれば、リバウンド相場が十分期待されよう。(株式評論家&アナリスト信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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