SpaceXの使用済みロケットの再着陸計画、海から地上に切り換えか

2015年12月15日 15:05

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 先月、アマゾン創業者でCEOのジェフ・ベゾスが設立したBlue Originが、再利用可能ロケット「BE-3」の垂直着陸に成功した過去記事)。打ち上げ後のロケット再利用に向けた回収についてはSpaceXのファルコン9ロケットでも計画されているが、実験は成功には至っておらず、SpaceXは出し抜かれた格好となる。これに関連して、SpaceXのイーロン・マスクCEOが負け惜しみからくるケンカを引っかけていたのは記憶に新しい。SpaceXによるFalcon 9ロケットの再着陸は、いずれも海上に浮かせた「はしけ」への着陸を試みるもの。波にもまれる海上の着陸地点では安定しないため、失敗につながったとの意見もある。

 そこで、SpaceXは次はBE-3ロケットと同じく地上への再着陸を目指すようだ。NASAの管制センター関係者がそうした発言を行っているという。SpaceXは、海の上から地上への再着陸挑戦変更を認めていないが、着陸地点となるケープ・カナベラル空軍基地には、「X」ロゴの着陸スポットまで準備されているとの噂が出ている模様。

 ロケットの規模(SpaceXの方がデカイ)が違うとはいえ、二番煎じで地上への再着陸が成功しても盛り上がらない感はあるので、意地でも海上着陸に成功させて欲しい気もするのだが(ギズモード)。

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