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東京モーターショーでコンセプトカーとして展示した「C-HR」は、プリウスのクロスオーバー車
「TOYOTA New Global Architecture(TNGA)」の取り組みにより高いボディ剛性を獲得。優れた操縦安定性・乗り心地の向上を追求し、ドライバーの意のままにクルマが反応する心地良さを提供するとした「TOYOTA C-HR Concept」[写真拡大]
世界の自動車シーンでブレークしそうなジャンルが、「コンパクトクロスオーバー」だ、というような主旨の原稿を別項で書いた。ルノー・チャプターやフォルクスワーゲン・ティグアンなど欧州で火が付いたカテゴリーで、今回の東京モーターショーでの日産「GRIPZ(グリップス)Concept」などのコンペティターと思われるモデルが多数登場した。
トヨタが提案した「TOYOTA C-HR Concept」(日本初出展)も、その一台で、トヨタ・デザインの新たな方向性を具現化するとともに、クロスオーバー市場のなかで、ひと際目を引く独自の個性を主張するデザインで登場した。コンパクトなボディサイズに、優れた環境性能と軽快な走行性能を、大胆に融合させた新世代コンパクトクロスオーバーコンセプトである。
ボディサイズは全長×全幅×全高4350×1850×1500mm、ホイールベースは2640mmだ。コンパクトSUVとして全幅は異例に広いが、コンセプトカーとしてのデザイン上の特徴だろう。来年の春には、具体的な市販モデルとして発表されるクルマに注目したい。
パワーユニットはプリウスのハイブリットシステムがそのまま移植され、プリウスに追加設定となった四輪駆動システムが流用される見込み。つまり、この「C-HR」は、完全にプリウスのクロスオーバー車ということ。それ故、乗り味や操縦性、環境性能はプリウスに準ずるということ。
ある意味で、トヨタ製ハイブリッド車(HV)のラインアップのユーザーが、傾向として歳を取り過ぎているから、若い世代に向けた車種をトヨタとしても提供する、という姿勢の現れか? 「真面目なだけでは、若い世代には受けない」ということを、トヨタもご存じのようだ。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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