日本郵便、IBM、Appleと共同で高齢者向けタブレットを活用した実証実験

2015年10月27日 20:05

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 日本郵便は27日、IBM、Appleと共同で「高齢者向けタブレット等を活用した実証実験」を開始すると発表した。日本郵便は、郵便局社員が高齢者宅を訪問して生活状況を確認する「郵便局のみまもりサービス」を提供しているが、このサービスを拡充するという。

 具体的には29日から、山梨県、長崎県で、「みまもりサービス」の定期訪問などに加え、タブレットなどを活用した以下の4種のサービスを1,000名程度の利用者に向けて提供開始する。サービス提供終了時期は2016年3月の予定。

(1)ICTの利活用を併用した「みまもりサービス」
 「健康確認」(親世代が応答した体調を子世代が日々確認できるサービス)、「服薬確認」(親世代へ服薬を促し、その結果を子世代が日々確認できるサービス)。

(2)親世代向け・子世代向けの「コミュニケーションサービス」
 「ご家族ホッとライン」(TV電話による会話が簡単な操作で楽しめるサービス。知人とも利用可)、「ご家族アルバム」(家族の写真を共有できるサービス。スクリーンセーバとしても表示可能)。

(3)自宅での申し込みによる「買い物支援サービス」
 買い物支援(自宅にいながら簡易な操作で注文ができるサービス)。

(4)自治体と連携した「地域情報サービス」
 地域のお知らせ(自治体のコミュニティー情報を提供するサービス)、生活支援(社会福祉協議会等へ家事や軽作業等が依頼できるサービス)。

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